5月

アルト村の五月

新緑が瑞々しく輝く森。
小鳥たちは元気にさえずり、戯れている。
アルト村では、日々の仕事を忙しくこなす村人たちの姿がある。
子供たちは午前は親の仕事を手伝い、午後は遊ぶ。
彼(彼女)たちも立派な働き手だ。

アルト村は、オランから3日程度離れたところにある、森の中の小さな村だ。材木採取や木工を主産業として、細々と素朴に暮らしている。オランとはある商人を介して一定の商取引があるが、儲かるほどではない。よって、自分たちの食糧は自分たちで賄わなければならない。森は一部切り開かれて畑になっているが、主食は森の恵みである。すなわち、狩猟採集が主たる食糧源。



そんな中、ジュリアとチルグラは守備兵の補充、という名目で冒険者たちはこの村を訪れていた。

ミノタウロス亭のジョージを介して派遣されるこの仕事は、日々を暮らす程度の賃金と食糧・寝床が保証されるだけのものではあるが、日々食うにも困る冒険者にとってはそれなりに美味しい仕事として、継続的に行われている。
何せ、危険など皆無に等しい。
たまに獣が出るくらいで、妖魔の類もほとんど現れない。
・・・とはいえ、つい先日、森に異変が起こり、ダークエルフを始めとした妖魔の侵入を許したことがある。
その時に派遣されていたジュリアたちが無事解決したが、今後は少し様子が変わるかもしれない。


守備兵長の名はグウォンという。うだつの上がらない中年男である。手入れをしているとは思えないぼさぼさの口髭は、だが本人曰く毎朝のお手入れは欠かさないそうだ。
だらりとしたいい加減な感じの男だが、村人からそれなりの信頼を得ているようだ。何か実績があるのだろう。

 

「やぁ、ジュリア君。
 こないだはありがとうねえ」


ジュリアへの声かけもほどほどに、すぐさまチルグラへと向き直る。


「チルグラちゃん、わざわざこんな田舎の村までおぢさんに会いに来てくれて嬉しいよー。
 まぁ見回りくらいしかやることは無いと思うけど、ゆっくりしてってねえ」


目じりを下げてチルグラに話しかける様子は、もはやジュリアには見慣れた光景だろう。

 

「早速だけど、森の見回りを頼むよ。
 ジュリア君、チルグラちゃんを連れて見回って。
 よろしくねー」


髭の兵長は、そうして二人を森に送りだした。

 

森の中はすっかり春、穏やかな日差しが野の花を照らす。
小川のほとりを歩くと、さらさらとせせらぎの音が耳に心地よい。

 

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GMより:

それでは、ジュリアとチルグラの2名様にてスタートです。

とりあえず、村の守備兵長から森の見回りを命じられました。
早速ですが、2d6を1つ、振ってみてください。
それによってイベントを起こすことにいたしましょう。

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それはそれは魅力的な・・・・

おやおや、今回も盛大に目じりを下げちゃって。
鼻の下が伸びてないだけましというものか。
今回は握手はいいのかな?
はははと心の中で半笑いしつつ、そんなことを考えた。

まあ、チルグラのような女性を目の前にしたら、仕方ないのかもしれない。

>「早速だけど、森の見回りを頼むよ。
> ジュリア君、チルグラちゃんを連れて見回って。
> よろしくねー」


「わかった。行ってくる。」

この間のようなこともある。これからは遊んでばかりもいられないな。

「チルグラ、行こう。」

そう言って彼女を誘った。


* * * *


来る時の馬車の中、自己紹介がてらお互いのことを何気なく話した。

「君のような女性は、人間の男にはさぞや魅力的に見えるだろうな。」

グウォンもそのひとりでしかないわけだ。


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PLより

ダイス目は2D6 → 6 + 1 = 7でした。

さて、何がおこるのでしょう。どきどき。

緑美しい村

「ジュリアさん?チルグラです、初めまして。
見た目通りの古代語使いですわ」

ガタゴトと乗じ揺れている馬車の中。
ほほえんで杖を見せながら、首筋が暑いと髪をかきあげ、しばらくの相棒となる、見目麗しいエルフに挨拶をした。

最近は日差しも強くなって来た。
胸元が空いた服を着てもそろそろ変な目で見られないかもかしらん?
といってもこれは仕事、暑苦しい鎧は脱ぐわけにはいかない。
ああ、魔法の衣でも無いかしら。
温度調節ができるようなやつ。

「オランに来たばかりでほんとにかけ出しで。
これも二回目の仕事なの。お恥ずかしいわ。
いろいろ学ばせていただければと嬉しいですわん」
にっこりと笑って、頭を下げた。


.............................................


さて着いた先は、緑美しい村。

グヴォンという男が守備隊のトップのようで。
「お世話になります」
と、頭を下げた。

>「チルグラ、行こう。」

という声にうなづいて森へ。
小川に足をつけたい衝動にかられながら、でも仕事、時を引き締めて、あるく。

>「君のような女性は、人間の男にはさぞや魅力的に見えるだろうな。」

「あらん、ありがとう☆」

エルフと人間の美的感覚の違いはどんな物かが気になりながら返事をした。

「でも、その魅力は、たった一人のひとだけが感じてくれれば、いいのよねん」

と、人差し指を口元に置き、ちょっと遠い目になる。
遠くの国に置いて来た人を思って。

「ジュリアさんは、そうは思わない?」

エルフだと、やっぱり違う風に思うのかしら...?

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PCより:
さて、始まりました!よろしくお願いします!

■ 何が出るかな☆ 2D6 → 5 + 6 = 11 

5月-2

わんわん、と羽音が耳に付いた。
ふたりが歩く獣道を少し逸れた樹に、握りこぶし大の蜂の巣が見えた。
羽音は、その周りを飛び回るミツバチたちのものだ。

ミツバチはせわしなく巣に入ったり、また飛んで出たりを繰り返す。
蜜を集める為に、花と巣を行き来しているのだろう。

森にいれば、ありふれた光景だ。


巣を入手すれば、蜂蜜を採取することができる。
村にとっては、貴重な糖分だ。
報告に値する情報である。

 

――昼の日差しで目立たなかったが、良く見ると、巣に帰ってくるミツバチたちの後ろ脚がぼんやりと光っている。
そして、巣から出てくる蜂は光っていない。


ミツバチには蜜と花粉を集める習性がある。
彼らの食糧だからだ。
となると、光っているのはその蜜か花粉ということになるだろう。

光る花などあったろうか―――

 

 

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GMより:

ふたりは蜂の巣を見つけました。
蜂の巣は貴重な糖分の接取元として、村では重宝されています。

ここでセージ+知力で知識判定していただきましょう。
光る花、についての知識があるかどうかです。
珍しい花ですから、目標値は14とかなり高めにしておきます。

チルグラのイラスト、余裕があったら描きますねっ。

http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=217

julia.jpgSH3/SR4/SG4

 

エルフならではの端正な顔立ち、ナチュラルに女性を口説く色男。しかし実はとっても乙女チックな子なのです。

http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=378

chilgra.jpg 

SR1/SG1/TH1

 

世にも珍しい人妻冒険者。ナイスバディとノロケ炸裂でがっかりした男はきっと数知れず。罪な女ね!

頭の辞書をめくる

さされたら大変だわ。
こっそりと木の影から眺める。

「取れたての蜂蜜、いいわね~☆
美味しそうだわ、パンケーキとかにかけたくなるわね。
でも、取り敢えずは村の人たちのために......

でも、光ってるのはきになるわん...?
おはな?」

首をひねってそんな植物の知識があったか、頭のほんをぱらぱらとめくる。

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PCより:

■光る花! 2D6 → 6 + 5 + (3) = 14 
うわあお!!これからが怖い!!

いらすとっ?!うわっ!のんびりお待ちしてまーす!!

光る花・・・・?

「君もソーサラーなのか。奇遇だな。私もだ。」

髪をかきあげる姿も様になるその女性は、チルグラと名乗った。

>「オランに来たばかりでほんとにかけ出しで。
>これも二回目の仕事なの。お恥ずかしいわ。
>いろいろ学ばせていただければと嬉しいですわん」

そう言って彼女は頭を下げた。
謙虚な女性だな。
好感が持てる。

「こちらこそよろしく。」

私も彼女にならい、頭を下げた。


しかしそうなると、『壁』はストーンサーバントか。
戦闘にならなければいいが・・・・


* * * *


兵長の小屋を出ると同時に、リュシートを先行させ、森を上空から眺める。
何か変わったことはあるだろうか。


* * * *


>「あらん、ありがとう☆」

お色気たっぷりに彼女は答える。

>「でも、その魅力は、たった一人のひとだけが感じてくれれば、いいのよねん」

人差し指を口元に置き、想いを馳せる、その先は?

>「ジュリアさんは、そうは思わない?」

「ふふふ、チルグラ、君は恋しているんだね。」

見た目の色気とは違い、可愛いチルグラ。

「君に想われる男性は幸せ者だな。」


* * * *


羽音に目を向けると、そこには蜂の巣が。

>「取れたての蜂蜜、いいわね~☆
>美味しそうだわ、パンケーキとかにかけたくなるわね。
>でも、取り敢えずは村の人たちのために......

>でも、光ってるのはきになるわん...?
>おはな?」

いつの間にか逃げたものか。木の陰からチルグラが言った。

「光る・・・・花?」


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PLより

2D6 → 4 + 1 + (8) = 13!!

基準値8もあるのに!TT

5月-3

チルグラは、かつて何かの文献で見かけた「妖精の羽」と呼ばれる花を思い出した。
蜜は繊細な甘みで、調味料として使うにはかなり難しく、直接なめるのが良いという。
また、花粉は「妖精の鱗粉」と呼ばれ、昼の光を貯めておいて光を放つ性質があり、集めて身に降りかけると一時的に空を飛ぶことができる、という噂がある。
が、それを実証したという資料は見たことがない。
というのも、希少な種であり、栽培に成功した例はなく、一度に発見できる花の数もたかが知れているからだ。

しかし、今、ミツバチが花粉を集めて帰ってきているとなると、ある程度群生している場所が近くに在るのかもしれない。

 

 

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GMより:

チルグラが成功するとは・・・(笑

とりあえず、知名度判定の結果をお知らせしましょう。
どうなさるかは、ご自由に!

http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=283 pam.jpg

 

FT5/TH2/RN2/BD1/SG1

 

 

虫を友とし全ての女性を愛す、波乱万丈のグラスランナー。何をしでかすかわからない、とても真面目で素敵なジェントルマンです。

 

光る花へ

「妖精の羽根かあ...。
チルグラは博識だな。」

にっこり微笑んで、感心してみせる。
きゃぴきゃぴと語るその様と、話してみせるその知識の深さとのギャップ。
微笑まずにはいられない。

それにしても、空を飛べるだって!?
なんという魅力的な話なのだろう!
私の密かな夢は空を飛ぶことなんだ。
それが叶うかもしれない!

「まず、蜂の巣と、周囲の蜂が含まれるように、スリープクラウドをかけよう。
それから、ロープにライトをかける。
それを紐状にほどいて、光る花に行き来していると思われる蜂に結ぶ。
光る紐なら森の暗がりでも見失いにくいだろう。
そして、それを私の使い魔と私達で追いかける。
それで、光る花まで辿りつけないだろうか。」

私はチルグラにそう提案し、それを実行に移した。

PLより

スリープクラウド達成値10
ライト達成値3

無事発動。

PLBBSでは、蜂に紐を結んでからライトをかけると提案しましたが、それだと、ライトを何倍にも拡大しないといけないので、最初にロープにライトをかけることにしました。

5月-4

アルト村の守備兵。
パムは確かに、その募集に応じてアルトの森へと来たはずだった。
グラスランナーといえば、生まれながらにして野伏の資質を持つ、野外活動においては人間など比にならない種族である。
無論、そのパムが森で迷うなどあるはずがない。
きっとサボっていたのだろう。きっとそうだ。


そんなわけで、ジュリアがスリープクラウドを蜂の巣に向けて唱え、ライトをかけたロープをほどいて一匹の蜂に結びつけているところに、パムは現れた。

 

 

 

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GMより:

チルグラがまだですが、パムをあまりお待たせするのも悪いかと思い、とりあえずレスを入れます。
チルグラ絵はちょっと大人っぽすぎたかしらん。もっときゃぴきゃぴしてる方がいいかしらん。髪の色変えてマルドルだったことにしようかしらん!(笑


ロープをほどいて細い紐にするのはかなり根気のいる作業っぽいですが、時間をかけてそれを実行したことにしましょう。
ライトを長いロープにかけるとどうなるかっていうのは考えたことも無かったですが、ある一点から半径5mが効果範囲、とした方が良さそうですね。
ロープ全部が光るということはない、として下さい。

とりあえず、ハチに結びつけて、その光を追う、というアイデアはとてもいいと思うので、充分見失わずに追うことが出来るだろう、と予想できます。

僕は医者になる!その1

 森を掻き分け、ついに僕はたどり着いたんだ。

 

「・・・ポッペン? ポッペンじゃないか!!

ぽっぺええぇえええん。」

 

 あ~~~あーー♪

 う~~~ううーー♪

 あ~ああーああああー♪

 

 時がすろーもーしょんで流れる。

 ゆっくりと駆け出す僕。

 

 あ、足に木の根っこが・・・

 

 バタン。

 

「うう・・・、我が名はパム・ポッペン・エクス・・・美人ちゃん・・・。

う!!」

 

 ガクッ。

 

 そして僕は力尽きた。

 

 

 パム・ポッペン・エクスの物語

 

                                          完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 むくっと起きる。

 

「やあ!僕は魔法使いではなくて医者になるグラスランナーさ!

美人ちゃんたちよろしくね!」

 ウィンク。

 

「決しててふてふ見かけて追いかけたら、迷ったなんてことはないからね!

 

絶対ないから!」

 

 偶然、白いてふてふが飛んできた。

 

「あ!!あのときの白いてふてふ!!

 

は!!」

 

 きづかれたか!?

 

 二人の顔を見る。

 

「シテナイヨ?ボクコンナテフテフ、シラナイヨ?」

 

 僕は額の汗をぬぐう。

 

 ふー、なんとかごまかせたようだ。

 

「さあ、行こうか!ハチよ!よく分からないが案内頼んだぞ!」

 

 追求を避けるために行くのだ!ハチよ!!

 

 

 

PL:美人と見れば飛びつく!それがやつだ!!

魔法ぶちかますのも、じゆうなのだ!!

突然、医者になりたくなったらしい。

これがグラスランナーっ

きゅぴーんという効果音とともに私の頭のページが止まった。

えーと、と、飛べるですって?!ほんとに?!しかも試すことができるチャンスがもしれないってわけねん!?
あたくしは小さな声だけどまくし立てて、ジュリアの腕を掴み揺すった。目はギラギラしてるに違いない。隠す気もない。

「ぜ、絶対、群生地行きたい、行きたいわっ!」

ジュリアは実践的な案を提示してくれて、「意義なし!」と鼻息荒くちいさなガッツポーズをして彼にウインクした。

と、その作業中に小さな......ああ、グラスランナーだわ。

こけた。

起きたわ。

ええと。

本当に不思議な種族ねー。

好きなこと言って、くるくる表情を変えるグラスランナー。
これが、グラスランナーか。めも。しかし。


「んんー、と、木に引っかかってこけるような医者には、かかりたくないわねー?」


とジュリアに向けてなんとなくつぶやく。

でもたしか虫と話せるこの種族ならば、役に立つわきっと!!

と打算を打ち出して、彼の言葉に乗っかった。

「ええっ、行きましょっ!!説明なら行きながらするわ。

で、あなた、村の人、ではないわよね?
あたくしは、アルト村の警備に雇われてる冒険者なんだけど。

チルグラよ」

あなたは?とほほえんだ。

さあ、行こう!

「君は...!見たことがあるぞ!」


いつぞや、ユーナが買っていたサンダル店の店員!


「なんだ、君も冒険者だったのか。
私の名はジュリア。よろし...、
え?蜂?あ、ああ、追おう、追おう。」


なんだろう。愉快なヤツだな。
楽しみが増えてきたぞ。


「ふふふ」

目をギラつかせるチルグラといい、この訳のわからないヤツといい、面白くなってきた!

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PLより

パムとは一度だけ、日常で会話したことが。
どの記事かは探せませんでした~

ライト範囲了解です。
蜂は4~5匹に紐を結びつけますよ~

5月-5

パムをあっさりと受け入れた二人は、三人となって、「妖精の羽」を見つけるべくハチの後を尾けることにした。

目を覚ましたミツバチは、軽やかな羽音を立て、目的に向かって飛んでいく。
森の中を一直線に飛ぶ虫を追うのは厄介なことであるはずだったが、ジュリアの機転でそれも容易なこととなった。


森は随分と賑やかだ。
頭上からは小鳥達の声が絶えず聞こえるし、耳元では小さな虫たちが飛びまわる。
足元にも、小動物や虫たちの気配、踏みしめる落ち葉や草の音、
三人がかきわける茂みの音。

体中葉っぱまみれになりながら、三人は光のあとを追う。

 

ジュリアの使い魔リュシートは、上空から主人のいる辺りを見下ろし、移動する光の進む先を見てみるが、他に光るようなものは見当たらない。
偶にきらりと光るのは、泉や小川が日の光を照り返す輝きだ。

 

徐々に光に引き離され、あわや見失うか、というところで、光は止まった。

 

そして、消える。

 

 

光が消えたところへ行けば、そこには、木の根元に、地面の下に続くほら穴があった。

茂みに隠され、普通に近くを通っても見過ごしそうな大きさだ。
パムでさえ、かがまなければ入れない狭さである。
ジュリアやチルグラなら、這って行かねばならないだろう。

見るからに自然の穴である。
木の根の隙間が陥没したのだろうか。

そして、光るハチが穴から出てきた。

何やら、入り口あたりをうろうろしている。

パムには、『まぶしい、まぶしい』というハチの動揺が理解できることだろう。

 


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GMより:

ハチを追ったら小さな自然の穴がありました。
パムなら屈んで、ジュリアとチルグラなら四つん這いでなければ入れない大きさです。

ハチはどうやら自分(というか結ばれた紐)がまぶしいことに動揺して、穴から出てきたようです。
さて、どうしましょうか!

僕はいしゃに?

 

「むむむ!!きみはみたことあるぞおぉぉ?」

 

 記憶を手繰り寄せる。

 

「そうだ!リュシートだ!あのときのエルフはリュシートだったんだ!!

そうだったのか!リュシートといちゃこいてたエルフ!」

 

 まあ、それはいい。

 

「うっふ~~~ん、びじんちゃ~~~ん。ぼくはあなたのシ・モ・ベ。」

 

 目がハ~トになってくねくね~。

 

「あの蜂を追うんだね!!まっかせたまえ!!」

 

 颯爽と先頭を行く。

 

「あ、そうそう、リュシートとは、ね。北の修道院で知り合ったんだ!一緒にウォルビーもいたんだぞ~?」

 

 うぉるびーって知ってる?

 

「な~んか、ウォルビーの歌をうたいにいくとかいってたぞ~?

 

 オランでまだ会ったことない気がするぞ!なぜだ!!」

 

 ま、そんなことはいいんだ。

 

 木の枝や草を掻き分けながらゆっくりと進む。

 

 深い森は日中さえどこかほの暗い。

 

「知ってたかね?この村の妖精の話を。」

 

 二人を真剣なまなざしで見つめ静かに頷く。

 

「かつてこの村は妖精界への扉があったという、様な気がする。

それはいわば魔法王国の御世、それすら上回ることだろう。

とはいえ、魔法王国となんら係わり合いがなかったとするにも疑問が残る。

 

魔法王国の・・・いや、現代に多く残る魔法と言えばよいか。それはいわば四大精霊の力をつかさどったもの・・・そう考えると、だ。むしろ、関わりが"深かった"と言うことすらできるのだ。

 

僕がそう推定するにはもう一つ理由がある。

それは・・・。」

 

「神々への信仰。」

「言わずもがな、だが。僕ら妖精と言うのは神々への信仰と言うものにはとんと薄い。

通常のエルフ族にしても光の神と共に戦った、とすら言われているのに、だ。

言われてたよね?」

 

 一応確認。

 まあ、それはいいのだ。

「あらためていうなれば、この村も神々への信仰がそこまで盛んとはいえまい?」

 

 と言っても大半の村はこんなもんな気もするが気のせいに違いない。

 

「話を戻そう。この村には眠りに付くフェアリーちゃんがいる。

精霊の力の変調・・・それが根底にあるようだ。

精霊の力とはいったいなんなのか、と疑問に思わざるを得ない。

 

いいや、そもそも僕ら妖精たちはこのようにヒトと同じでいてよいのだろうか!?

 

開放しよう!自分を!!

 

さらけ出すのだ!

 

今こそ僕は心から叫ぼう!

 

ラブイズオーーール!オーールイズラブ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

「まあ、それはそれとして。」

コホンとハチに語りかける。

 

「これこれそこな虫、どうした?僕は旅の医者(希望)のパムじゃ。

やや!?おぬし、ヒカッテコマルゾヨー病にかかっておるな!?

 

よしよし、我が力があれば、簡単になおるぞよ?

 

なあに、遠慮はいらん。

困った時はお互い様じゃ。

 

おお、では、これでどうじゃ?

 

わしらは少々理由があってのぉうコレコレこういう花を探しておる。

 

一つおぬしそこまで案内してはくれぬか?

 

なあに、そこまで案内してもらえればこちら準備も整う。

 

これこれぱっぱと我が弟子がおぬしをなおしてくれようぞ。

 

ね?」

 

 ね?

 

PL:ジュリアを弟子扱いするパムをどついてよし。

精霊の門がどうとか適当なことを言う図。

なんだこいつ

>「むむむ!!きみはみたことあるぞおぉぉ?」

そのグラスランナーは、私の台詞を繰り返し言っただけではなく、こともあろうに!

>「そうだ!リュシートだ!あのときのエルフはリュシートだったんだ!!
>そうだったのか!リュシートといちゃこいてたエルフ!」


いちゃこいてた・・・・いちゃこいてた・・・・いちゃこいてた・・・・

「な、な、なにをー!!!」

すっかり真っ赤になってしまった私にかまうことなく、そのグラスランナーは!

>「うっふ~~~ん、びじんちゃ~~~ん。ぼくはあなたのシ・モ・ベ。」

チルグラに色目を使っているではないか!

「こ、こいつ・・・・!」

>「あ、そうそう、リュシートとは、ね。

『どきり』

>北の修道院で知り合ったんだ!一緒にウォルビーもいたんだぞ~?」

ウォルビー?人の名か?

>「な~んか、ウォルビーの歌をうたいにいくとかいってたぞ~?
> オランでまだ会ったことない気がするぞ!なぜだ!!」


「知るか!!」

そこまで言うと、満足したのか、今度はいきなり別の話を始めた。

>「知ってたかね?この村の妖精の話を。」

四大精霊の力、神々への信仰、などなど。

>「話を戻そう。この村には眠りに付くフェアリーちゃんがいる。
>精霊の力の変調・・・それが根底にあるようだ。
>精霊の力とはいったいなんなのか、と疑問に思わざるを得ない。

>いいや、そもそも僕ら妖精たちはこのようにヒトと同じでいてよいのだろうか!?

>開放しよう!自分を!!

>さらけ出すのだ!

>今こそ僕は心から叫ぼう!

>ラブイズオーーール!オーールイズラブ!!!!!!!!!」


何が言いたいのかと思えば・・・・
がっくり肩の力が抜ける。

「そのフェアリーなら知っている。
 この間、妖精界への門が開き、故郷に帰ったぞ。」

悪いダークエルフ―――まあ、悪くないダークエルフなどお目にかかったこともないが。が、やってきて、妖精界への門を開いたのだと聞いたら、こいつはどう思うだろうな。


* * * *


ね?

ね?だって?

やめろ、そんなつぶらな瞳で私を見るな!
私を弟子だというこいつをどつこうとしていた手の行き場がなくなるじゃないか!

とにかく、蜂に結んだ紐は、はずさなくてはならないのだな?
虫と話せるというのは便利なものだ。

「はいはい、今、治しますよ。」

ため息ひとつ。

私は蜂に結びつけた紐を外し、ベルトポーチにしまった。



--------------

PLより

パムが可愛くて、どつけなかった(笑)

そして僕は旅立った(またしても

 ハチだ~。

 

 ハチだ~。

 

> 「はいはい、今、治しますよ。」

 

「さっすが~。」

 

 にぱっと笑う。

 

 ジュリアがハチの紐をはずす。

 

 うずうず

 

 うずうず。

 

 あ~~~

 

「何かが僕を呼んでいる!!」

 

 僕は立ち上がり、来た道の方を指差す。

 

「すまない!!二人とも!!ぼくはゆかねばならない!!

 

なんとなく!」

 

 そして僕は走る構え。

 

「ゆるせ!!

自由はぼくらのしょうぶんなんだーーーーーーーーー!!」

 

 そして僕は来た道を駆けていった。

 

 

 

PL:何はともあれまずorz土下座!

これにてパムはあると村からオランに戻ります。

急に来て急に去ることになりお騒がせすみません

 

GMのご好意に甘えこれにてパムのみ締め日記!

嵐のあと


えー

まるで嵐が去った後のようね?
頭ん中ぐるんぐるんしたまま、あたくしは立ち尽くすしかなかった。


「とにかく」


こほん、とせきをして。


「貴方がリュシートってのといちゃこらしてたということは認識できたわん」


ジュリアにうなづいた。


さて、んー、どうするかしらね。


もしよろしければ、使い魔さんをこの穴の中に探索に出すことを提案するけど、
あたくしは、その、まだまだで......」


もし、よろしければで。


----------------------------
PLより:
パムともっと一緒にいたかったなあ(笑)

というわけで提案してみました!
使い魔さんのことをチルにいってるか分からなかったので、
いるならどうかしらと提案した形です。

へなへな

>「貴方がリュシートってのといちゃこらしてたということは認識できたわん」

へなへなへな。
足の力が抜けた。
がっくりとひざまずいた私には、返す言葉が見つからなかった。
ああ、顔が熱い。
心なしか目も潤んできたようだ。
ううん、泣くものか。
パム、覚えてろよ。


使い魔。使い魔ね。うん、うん。

「リュ...」

こほん。

「使い魔。」

私はリュシートに穴の中に入るよう命じた。
リュシートがフクロウで良かった。
暗い中でも良く見えるだろう。
さあ、妖精の羽とやらをこの目に見せてくれ!


***

PLより

使い魔作戦了解です(^-^)
リュシートは離して飛ばせているので、紹介はしてないだろうなあ。

5月-6

ハチは、恐怖を感じてぶんぶんと飛び回る。
当然ながら、道案内、という概念はまったく理解していないだろう。
ジュリアは、ハチの身体に結びつけた紐をほどくことは叶わない。
適当な長さで切りとってやるのが関の山だ。
無論、再度眠らせれば、ほどくことはできるが。

紐を切られたハチは、そのまま飛び去って行った。
気付けばパムも既にいない。
なぜなら、彼はグラスランナーだからだ。


『リュシート』はジュリアの求めに応じて、ほら穴へと入って行く。
四つん這いで進めば抜けられそうな下り坂が続いている。
木の根が縦横に走っている。
湿った土、時折ぽたりと落ちる水滴。
這って行けば泥まみれになることは避けられまい。

梟はそれほど小柄なわけではない。
木の根や土壁に翼が当たるようになってくると、嫌がって着地する。
無論、地面を歩いて行けば普通に進めるが、それほどの距離を進むことはできないだろう。

 

着地した梟の目が、光を察知した。

 

地表の亀裂からであろう、太陽光が漏れている。
暗闇に一条の光が差し込んでいるのが見える。

光が差し込んでいるあたりは、窪んでいるようだ。
『リュシート』の現在地点からは地面を見ることが出来ない。

 

 

---------------

GMより:

ミツバチはビビって逃げてしまいました。
で、リュシートがある程度中へと入りました。

根っこが飛び出していたりするため、これ以上飛んでいくのは困難です。
歩かせて進むことは可能ですが、リュシートが嫌がる事は間違いありません。

パムはお疲れ様でした(笑

仕方ない

「中は木の根などで狭くなっているようだ。
リュ...、使い魔が嫌がって先へ進もうとはしない。
太陽光が差し込んでいるのが見えるが、花は見えない。

泥だらけになるのは必至だが、私が這って行ってくる。」

ありがとう、リュシート。
もう、戻っていいよ。

穴が空いていて、落ちてはかなわない。
私はウィスプを呼び出すことにした。


***


PLより

ありゃ、紐をほどいたと言いきっちゃった。
書き直した方が良いでしょうか。

「太陽光が漏れている」との言葉から、光の精霊はいるのだろうなと判断。
ウィスプが駄目なら懐からライトのかかったダガーを出します。

ウィスプダイス、出目3で成功。
なんだこのセッションの出目の悪さ(笑)

巡り来る思考


スタッフを握りしめ、巡り来る思考にだらだらと汗が流れ落ちる。

どう考えても泥だらけの擦り傷だらけになるわよごれるのも痛いの嫌だしだいたい肉体労働なんて家事以外はなるべくしたくないけどだからといってこの貴重な体験になるかもしれないところを逃してもいいのかしらんいやそれはけんきゅうしゃでありさらに研究者の妻として許されないィィわあぁぁぁあぁぁ......っ!!


ラーダ様よどうかご加護をっ!!

「待って」

ばっさりとマントを脱ぎ、えいえいと小さくまとめる。
大きな木の根元にぽんぽん、と形良く整えておくと、

「あたくしも参りますわよ」

と、ジュリアに指を突きつけて声高に宣言した。

いえす、あいをんとぅふらい!!

PLより:
というわけでチルグラも行きます。
光がさしてるので地上からも行けるかもと思いましたが、
レンジャー持ちでもないのでなんか見つけランなそう。
そしてなによりチルグラ泥まみれの方が面白い(笑)

髪の毛はぎゅぎゅっとお団子にして、近くのしっかりした小枝で止める感じ。

5月-7

ジュリアが精霊語を唱えると、光の塊がふわりと現れた。
意思を持たぬそれは、命令に応じて穴の中へゆらゆらと入って行く。


ジュリアに続いてチルグラも這う。
木の根元だけあって土は湿っている。
根に棲みつく虫たちも元気だ。
体中が泥やら何やらでまみれるが、そんなものを気にしていては冒険者など勤まらない。


狭い穴を這って進むのは、なかなかの労力だ。
『リュシート』とは違い、二人は時間をかけて奥へと進む。

やがて、天井から光が差し込んでいる空間を見つけた。
穴は少し狭くなり、木の根が突き出て邪魔である。
掻き分ければ進める。


光の当たる場所へと出ると、パムの背丈程度の段差で窪んでおり、ジュリアならまっすぐ立てる程度の空間が出来ていた。
チルグラは首をもたげる必要があるだろう。
広さはせいぜい数歩分。
光は、木の根の隙間から差し込んでいた。
地上からこの隙間を見つけるのは困難であったろう。

その、一条の光の当たる地面には、小さな花が群生していた。
蝶の羽根のような形の花弁は純白で、良く見れば、花の中心がきらきらと輝いている。
太陽光に対してあまりにも繊細なその輝きは、一瞥しただけでは気付かなかったことだろう。

これが『妖精の羽』だと、チルグラは確信できる。


 

ぶーん、と、ふたりの合間を一匹のミツバチがすり抜け、花に止まった。
ハチはひとしきり花の中心に頭から潜りこむと、せわしなく元の道を帰って行く。
暗い穴を飛んでいくその姿は、淡く輝いてみえた。

 

 

--------------

GMより:

目的の花を見つけました。
ハルジオンくらいのサイズをご想像下さい。
それが、だいたい直径50cmくらいの広さで群生しています。

 

実は27日で終了なわけです(笑
日記は31日くらいまで書いてもいいかなーとは思ってます。

見付けた...

「これが、妖精の羽、なのか...?」

泥だらけになった身体をはらいながら、チルグラに尋ねる。

見ると蜂が...。
光ってる!

花を下に向け、手のひらに軽くふるう。
花粉は出てくるかな?

「それで、ヒト1人飛ぶにはどのくらいの量の花粉がいるんだ?」

まさか、花を目の前にして、足りない、なんてことは、ない、よな...。


***


PLより

このペースだと、空飛ぶ前にシナリオが終わっちゃう~、と、
思って、焦って書き込みしてました!
30日まで書き込んで良いのなら、少し、延長を...(>_<)

5月-8

ジュリアは花をつまみ、手のひらに振りかけてみた。


きらきら、と光る粉がかすかに舞う。


空気の流れのせいだろうか。
それとも、やはり飛ぶ力を持っているのだろうか。


光の粒子は、花の周りを漂っている。

 

 

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GMより:

ジュリアに軽くレスしておきましょう!

 

花粉

花粉は光の粒子となり、花のまわりを舞っている。

「美しい...。」

まるで夢を見ているようだ。

私は花粉に手を伸ばすと、その輝きを手に塗ってみた。

もう一輪、もう一輪...。

5~6輪は手にしただろうか。
その光の粒子を、左手に塗ってみた。

実験実験☆

ああ泥だらけの擦り傷だらけ。
いやだわ、という言葉は、その花の群生地についたとたん消し飛んだ。


「どの位必要かはわからないわね」


天井が低いわね、やっかいだわん。
と身をかがめながら、ひょこりひょこりと花に近づく。


「まあ、やって見ればわかるわね。
本当は外でやればいいのかもしれないけど、積んでしまうと枯れてしまうかもしれないから、
今ここで試してみましょう!」


花を摘まむと、粉を手に取り、鎧に振りまいてみる。
一本、二本、と数え、どのくらいの量か、をきちんと覚えておく。
取り合えず、十本まで行ってみましょうか。
その後、すこし浮き始める気配がきたら、止めてみましょか。

「後で、花の姿形も写し取りたいわ、と、なかったんだった!
ジュリー、羊皮紙とペンとインク、持ってらっしゃる?!」


PLより:
というわけで、人体実験スタート☆
しかもこんなせんまいとこで\(^o^)/

5月-9

白い花びらの合間から、音も無く、感触もなく舞う光の粒子。

あまりに細かい粉は、身体についても気付かないほど軽い。


ジュリアの手の甲、そしてチルグラの革鎧は、きらきらと光を放つ。
ジュリアの左手は、なんとなく持ち上げられるような感覚を覚えるが、気のせいかもしれない。
そうなって欲しい、という希望がそう感じさせているだけなのだろうか。
革鎧の方は、10本分の花粉でも何の反応もない。
単純に、試したものが重すぎるだけなのだろうか。
それとも、そもそもそんな力はただの噂なのだろうか。
ふたりには、まだ判別できない。


舞った粉は、そのまま浮遊を続けている。
ふたりが動く、そのほんの少しの空気の流れに押されて、大気に飛散する。


差し込む陽光に反射して、大気が煌いた。


もし、冬山を経験しているのなら、ダイヤモンドダストという現象を思い起こすことだろう。

 

 

 

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GMより:

花粉に飛ぶ力があるのかどうか、今のふたりの確かめ方ではまだ分かりませんでした。

なんとなく幻想的な雰囲気を妄想してください^^ (文章力がないから(笑)

ダイヤモンドダスト

>「後で、花の姿形も写し取りたいわ、と、なかったんだった!
>ジュリー、羊皮紙とペンとインク、持ってらっしゃる?!」


ジュリー

誰も呼んだことのないその呼び名は、何故か私の胸を甘くくすぐった。

これしきのことで赤くなるな私の耳よ!
ああ、何を意識しているんだ!

「花の姿形なら私も描いておきたいと思っていたところだ。
 羊皮紙、ペンとインクなら持っている。」

ほら、と、わざとぶっきらぼうにチルグラに渡す。

どうか耳のことは気付かれていませんように!


* * * *


花粉を塗った左手は、心持、軽くなったような・・・・?
気のせい、かな?

花粉は相変わらずちらちらと空気に舞っている。
そのとき、大気が煌いた。

「美しい・・・・。」

噂に聞くダイヤモンドダストとは、こういう物なのかもしれない。
なんて幻想的なんだろう・・・・。

「せっかくの機会だ。出し惜しみしても勿体無い!」

私は手の届く範囲の花々を揺らし、花粉を舞い上がらせた。

「『妖精の羽』よ、更に美しい姿を見せておくれ!」

チルグラが言うには、花粉は身にかけると飛べる、という代物。
大きく吸い込んでも無駄だろうか。
とりあえず・・・・

私は髪を一房つまむと、そこに丹念に花粉を塗りこんでいった。

これで髪が浮いてくれれば・・・・

ええい

花の精霊よ、許せ。

私はその場にあった全ての花を、花を傷つけないように気を付けながら、多少乱暴ではあるが、花粉が飛ぶように、大きくふるった。

頭から花粉を浴びれば飛べないか。

とべ!

「ありがとう!」

答えてくれたジュリーに笑いかけた。

しかし、まだ浮かないのねん。

「まだまだってところね、流石に重かったかしらん?」

しょうがない、あたくしも、彼がやったように何か軽い物を......
そうね、これがいいわん。
あたくしは着ていた服の袖を外し、少し裂いて細い布切れを数枚作って先を繋ぐいで紐の様なものにした。残りの布をまとめて、てるてる坊主っぽい人形?を作り、それに先程の紐を、と。

「わわ、まってまって!!」

ジュリーったら無茶するわ!!
あたくしは彼の腕をつかんですがりついた。

「あたくしの分もとって置いてくださらなきゃ!」

ぷっとほおを膨らませて上目遣いでにらむ。


なんとか確保した粉。
さあて、飛んでくださるかしら?

------------.-----.-.
PLより:
というわけで、ジュリアを大急ぎで止めてある程度は確保(笑)
布で小さなてるてる坊主つくって再チャレンジします!!

5月-10

ふたりは、群生する花を振って、出来るだけの花粉を集めようとする。
この狭い空間に、淡い光の霧がかかる。

 

花粉を擦り込んだジュリアのひと房の髪が、手を離しても下がらない。
ゆらゆらと、かすかな空気の流れとともに揺れる。

 

チルグラの作った即席の人形は、手を離すと、その場で浮かんだ。
そして、やがて緩やかに地面へと近づき、静かに横たわった。

 

ふたりとも判断できるだろう。
この花の花粉には、かすかながらも、確かに浮揚の力がある。
しかし、少なくとも、今この場にある花の量では、人ひとり浮かせることは到底出来まい。
花を摘み、花粉を直接花の中心からこそぎ取れば、あるいは―――

 

 

 

ふたりは、元来た道を、また泥だらけになりながら戻ることになる。

 

 

 

再び静寂に包まれた暗闇の中で、花びらがひとひら、はらりと離れて。
ゆっくりと揺れつつ、光の差し込む隙間から、緑あふれる森へと向かう。

 

ざざ、と葉ずれの音が森に響くと、迷い込んだ白い羽根は、森に溶け込んで消えた。

 

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GMより:

では、心残りでしょうけれどもこれにて終了のレスとさせていただきます。

花を摘む場合ですが、一日もすれば枯れてしまいます。
花粉の浮揚力と発光は、1時間程度で失われます。

最終日記をいただきましたら、解放とさせていただきます。
また、それがなくとも3日(金)には解放となります。


経験点400点をお受け取りください。
GM経験点200点を頂戴します。

 

3週間ほどでしたが、お疲れ様でした!
また遊びに来て下さいね。