はじまり

宿場町ナジュレ

街道筋の宿場町ナジュレ。
日も暮れ始め、赤く染まる目抜き通りは大いに賑わっていた。

「はーい、お客さん、今夜はウチにお泊りよ!
 料理自慢のマーサの宿で決まりだよ!」

「酒と言ったらウチが一番だ!
 ドワーフのサヴォイが厳選した酒をお出しするよ!」

「音楽を楽しみたかったら、吟遊詩人スケルターの定宿にどうぞ!
 特別な一夜になるよ!」


宿場町というだけあって、宿の呼び込みが盛況だ。
一部ではあからさまに春を売るような店もあり、扇情的な服装の女性たちが男たちを誘っていたりもする。
かと思えば、立派な店構えで上品に振る舞っている宿もあり、実に混沌としている。

屋台がそこかしこに出て、肉や野菜を焼く匂いが漂う。
酒を出す屋台も多い。
土産物と称して、出来の悪い細工物を出している屋台もある。

賑やかしに一役買っているのが吟遊詩人だ。
その大部分は"自称"の域を出ていない者ばかりだったが。

道端に座り込み、襤褸を纏った浮浪者が、リュートを掻き鳴らして歌を口ずさんでいる。
道行く者は時々一瞥し、銀貨を投げるものもいれば、「うるせえ、邪魔だ!」と足蹴にして去る者もいる。
浮浪者は襤褸のフードを目深にかぶり、ただ、リュートを弾き歌い続けていた。
投げられる銀貨には何の興味も持たず、蹴られても特に反応するわけでもなく、のそのそと起き上って同じことを繰り返す。

 

"母なる大地の子らは

 大いなる自然の中で腰を下ろし

 歌を歌い続ける――― "


短い、下位古代語による歌詞と、ハミング。そして、ほとんどは伴奏のリュートの音。
リュートの音も歌声も、なかなかのものだ。
現に、地面に置いてある彼の革袋には、それなりの量の銀貨が投げ込まれていた。

 

「なァんだ、随分稼いでやがるなア、おめェ?」


いかにも人相の悪い、坊主頭で髭の強面、ガタイは良いが身なりの悪いゴロツキが、浮浪者に絡む。


「稼ぎ、もらッていくぜェ」


浮浪者の横っ面をはたき、ぢゃらぢゃらと革袋の上に溜まっていた銀貨を全て、押収していく。
浮浪者は倒れ、フードがはだける。


 「やだねえ、ハゲタカのゲイズだよ」
 「目を合わせちゃダメだよ」


賑わう宿場町の通りで、ひそひそと声が交わされる。
ハゲタカのゲイズ、と呼ばれたゴロツキは、ひそひそ声を気にも留めず、ちゃりん、と銀貨を鳴らして、立ち去って行った。

 

歌っていた浮浪者は、先ほど同様、のそりと起き上ると、めくれたフードをのろのろと戻し、何もなかったかのように、リュートを弾き始める。
銀貨のことは、まったく気にしていないようだった。
顔は垢で汚れてはいるものの、フードの中は、整った顔立ちだった。
――妖精のそれだ。
エルフなのか、それ以外なのか、そこまでは分からないが。

 

 

--------------------

GMより:

それでは「母なる大地の子ら」開催でございます!

皆さんは、街道沿いの宿場町に、夕刻到着したばかりです。
理由は各自でっちあげて下さい。
場所は、そうですね、オランから5日程度東に進んだ場所としましょうか。
カゾフとオランの間あたりです。

とても賑わってますね。
喧騒で一部物騒だったりもしますが、おそらくこの世界、どこもそんなものでしょう。

とりあえず、自由に動いてみていただければと思います。
ご不明点、こんなものがあるのかどうか、などご質問がございましたらお気軽にお尋ねくださいませ!

干草ベッド

 アルト村を離れ数日。

 ぼんやりと見上げる夕暮れの空。

 赤く染まりつつある大きな空。


 何処へ向かうかも分からない荷馬車の後ろで、干草のベッドに埋もれて。


 目的もない。

 何処に行きたい訳でもない。

 ただ、荷馬車に揺られて。

 
 ふと、掌を見る。

 パムが繋いでくれた手。


 感触が忘れられない。

 小さな手。

 小さな体。

 でもその心は何処までも広くて、大きそうで。


 ――不思議だねぇ。

 分かってた筈なのに。

 最初から、一度きりだって。

 面白そうだからってだけで、一緒に行く事にしただけなのに。


 アルト村での短い仕事の間に、こんなにも情が移るなんてねぇ。


 気軽に私に触れて来る人間なんて、そう居るわけじゃない。

 だから、だろうか。

 何だか心に穴が開いた気分だよ。

 

 ふと、御者から声が掛かる。

 もうすぐ宿場町とやらに付くらしい。

 日も暮れるし、今日はそこで過ごすか...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 荷馬車と別れ、マントに付いた干草を細かく払う。

 干草のベッドも悪くないな。

 途中寝ていたせいもあり、いまいち地理が分からない。

 ま、何はともあれ、食事にでもしよう。


>「はーい、お客さん、今夜はウチにお泊りよ!

> 料理自慢のマーサの宿で決まりだよ!」


>「酒と言ったらウチが一番だ!

> ドワーフのサヴォイが厳選した酒をお出しするよ!」


>「音楽を楽しみたかったら、吟遊詩人スケルターの定宿にどうぞ!

> 特別な一夜になるよ!」


 やたらと客引きの多い街だねぇ。

 色んな宿があるようだけど、どうしたものか。

 多すぎるのも何だかねぇ?


 ひとまず手近にある屋台で食事をする事に。

 酒を勧められたが、今はそんな気分でもないな。


 気侭な一人旅、のんびりと過ごしながら辺りを見渡す。


 ふむ...土産物を出している屋台もあるのか。

 オランにないような品でも見つかればいいがねぇ。

 プレゼントでもしたら、喜んでくれるかな。

 
 ――誰に?

 やれやれ、意外と重症かねぇ...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ふと、目に入る襤褸を纏った浮浪者。

 その手にはリュート。


 ――吟遊詩人か。

 ゴロツキと何かあったように見えたが、そんな事は別に珍しくはない。


 珍しいのは、耳に入って来るリュートの旋律と下位古代語の歌だ。


>"母なる大地の子らは

> 大いなる自然の中で腰を下ろし

> 歌を歌い続ける――― "

 

 チラリと見えた顔は整っていて、妖精のそれを思わせた。


 ......何だろうな。

 投げられる銀貨に興味も持たず、繰り返し、歌う。

 何故、下位古代語で歌っているのか。

 歌詞に、何か込められた意味でもあるのか。


 少し、様子を見ようか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PL:あれ、なんか傷心旅行?w

カーツェナル式親愛術

 カゾフ周辺で発見されたという遺跡。

 その噂を聞いて、オランを離れてやって来たボク達【銀月】。


 別件の依頼でなかなか会えなかったマルドルと合流し、

 その遺跡へと足を運んだのだけれど、

 遺跡はすでに他の冒険者達によって踏破された後のようだった。


 仕方なくオランに戻る事になり、

 行きしなには立ち寄らなかった街道沿いの宿場町、ナジュレへと到着する。

 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

 辺りが赤く染まる、夕暮れ時。

 いつもの様にセリトに肩車をして貰いながら、大通りを進む。

 
 背の高いセリトの上から見る世界は、とても広くて新鮮。

 色んな人の視線も集まるけれど、赤いオオカミさんと目を合わせる人は滅多にいない。

 目立つのもあり、白い兎には赤い狼がついている、という認識はすぐに広まるだろう。


 そんなボク達の傍にいるのは、青い鎧に身を包んだ戦士マルドル。

 そしてセリトに肩車されてると、決まって何か言って来る緑の神官ローブのガラフ。


 人前では慎めという話らしいんだけれど。


 ボクがセリトに肩車されているのには理由がある。


 ひとつはボクが変な客引き等に声を掛けられないように。

 ひとつは悪い事をする人達にぶつからないように。


 セリトが言うには、ボクみたいなのは狙われやすいらしいなの。

 何でだろ?

 

 むー。

 またガラフが何か言ってる。

 しぶしぶ一旦セリトに下ろして貰い、ガラフの様子を見る。


 お肉や野菜が焼ける匂いに釣られてか、先へ進むガラフの背中。

 

 うずうず。

 

 ぴょこぴょこ、のそのそ。

 

 ウズウズ。


 
「ねぇ、ガラフ」

 一声掛ける。


 そして返事が聞こえるや否や。


 とーう!  


 ガラフの背中に飛び付いてみる。


 唐突の事に慌てるガラフ。

 何か捲くし立ててるけど気にしない。


「ボクはガラフの事、こんなに大好きなのに」

 そして、ボクがセリトに肩車されている理由をちゃんと話す。

 もちろんガラフの背中に飛び乗ったまま。


 でもあんまり意地悪してもアレだから、そっとガラフから離れる。


「ボクは皆の事、大好き。

 だから、こうやってくっついてたいなの」

 そう言って、今度はマルドルにぎゅうっと抱き付く。

 言葉だけじゃ足りないんだもの。

 大好きな人には、いっぱい表現したいなの。

 ねぇマルドル、いっぱい撫でて♪

 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

 宿をどうしようかと相談していた時、ふとリュートの旋律が耳に入って来た。

 それと共に、下位古代語の歌詞。


>"母なる大地の子らは

> 大いなる自然の中で腰を下ろし

> 歌を歌い続ける――― "


 共通語や地方語でない歌詞は、余り聞かない。

 呪歌の類でもないようだし・・古くから伝わる歌なのかな?

 でも、とっても綺麗な曲と、歌声。

 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

PL:導入導入!

   ガラフに予告通り飛びついた。

   マルドルとガラフは一緒に演奏するぽい?ので、その手前まで!

   ジェノちゃんは後で合流ネ!w

薄暮の旋律

オランからほどほどに離れたこの道を、
オランへ向かって、仲間と共に歩いている。

カゾフくんだりまで出向いた理由は遺跡探索。
しかし目指した遺跡は、空振りだった。
だから、オランへ帰る。それだけの話しだ。

まあ、よくあることだ。
冒険者なんて博打うちみたいなもの。
今回はそれに外れてしまっただけのこと。

むしろ、私にはこの旅で
パーティとなる仲間との親交が深まって良かったと思えるのだ。

『銀月』。
カーツに誘われて入ることになったパーティ。

メンバーはカーツ、セリト、ガラフ。

ガラフとは一度酒を飲んだ仲だ。
ラーダの神官であり頼もしき治癒の手。
そして銀月においては、お小言の名手のようだ。
最初はどうなることかと心配したが、
これはこれで、うまくやっているようだ。

セリトは初めて会った――と思っていた。
しかし、妙に記憶に引っかかる。
しばらく思い出せず悩んでいたが――

ああ、あの赤い奴。

私が始めてオランへ来た時、
真っ赤なコートを投げてくれたっけか。

しかし戦士と思っていたが――盗賊、とはな。
思い込みとは恐ろしいが、そう思うに至る根拠はある。
体格もそうだが、なにせ、赤くて目立つ。
盗賊とは、もっと忍んでいるものとばかり思っていたが、
そうでない者もいるのだと言うことか。

その赤い奴とカーツが恋仲とは、
世の中とはまことに不思議なものだ。

道すがら青空の下で、赤い狼の鎧と白い兎のマントが
着かず離れず歩き、緑の熊が小言を述べるのを眺めていると
それだけで微笑ましい良い歌になりそうだ。




やがてひとつの宿場町へ入る。
夕暮れのナジュレの街はたいそう賑やかで、
まっすぐ歩くのも難しい。

その中を、カーツを肩車しながら歩くセリト。
「...目立つ、な...」
これはなかなか人目を引く。
わざわざ『銀月』と触れ回る必要もなかろう。

そんな二人へ、ガラフがいつものようにお小言を加える。
仕方なく降りるカーツ――と、ガラフへ飛びついた。

やれやれ、目まぐるしい子だねえ。
思わず笑いがこぼれた。
大好きな誰かにくっついてなきゃ、いられない。
兎というより、人懐っこい猫のよう。
セリトの心配がよく分かる。
悪い誰かにさらわれてしまいかねないものな。

「ボクは皆の事、大好き。

 だから、こうやってくっついてたいなの」

今度は私に抱き着いてくる。

「本当に、甘えん坊だな」

柔らかくて温かいカーツの感触、嫌いじゃないよ。
ほんとうさ、こんな妹が出来て、私も嬉しいのさ。
笑いながら、彼女の頭を何度も撫でた。
――全く自分が女で良かったよ。
でなけりゃ、セリトのハンマーでぶん殴られるところだろうさ。




さて、今夜の宿はどうしたものか...と相談になった時。


「...歌だ...」

――――と、とある旋律が耳を打つ。

言葉は分からないが、心を動かす何かを感じた。
視界を巡らせれば、襤褸をまとった一人の浮浪者。
そいつが奏でるリュートから流れるものだった。

「...ほう...」

惹かれる様に歩み寄る。
声も、演奏も、なかなかのようだ。
単純な歌詞と旋律の繰り返しなのに、聴衆を弾きつけて止まない。

「あの歌詞は、なんて意味なんだい?」

下位古代語らしい言葉の意味を、仲間に問い。
再び黙り込んで聞き入る。

途中、無粋な邪魔が入った。
ハゲタカのゲイズ、か...。

「あいつ、この辺りで鳴らしてるチンピラか?」
浮浪者を足蹴にするチンピラのことを、声を潜めて見物人に尋ねた。

私にもあの手の輩に邪魔された覚えはある。
幸い、身を護る術を得ていたので、持ち去られることは無かったが――。

ゲイズが去った後、浮浪者は再び演奏を始める。
旋律は覚えた。歌詞も歌える。

私は背中のレベックを取り出し、弓を弾いた。
その旋律に添い、静かに乗せる。

あくまでも主役は彼。私は伴奏。

音楽を理解しないならず者に壊された場が戻るように、
そっと演奏を始めた。


PL>
銀月デビュー日記投入!
カーツまふまふするよまふまふw

歌ですが、マルドルは下位古代語が分からないので、
分かる仲間に聞いたってことでw

楽器演奏:2d6+4 Dice:2D6[5,1]+4=10

帰り道

「ふむ...やはり賭場にのめり込む冒険者の情報なぞアテにならんな」

 

オランへの帰路の最中に一人口の中で呟く

発端は盗賊ギルドの賭場の警備の最中、とある負けがこんだ冒険者が暴れだそうとしたのを

無造作に叩き伏せた時に懐から零れ落ちたとある遺跡の地図だった

無論、その愚かな冒険者は盗賊ギルドに連れて行かれたが、その際に繋ぎ役に地図も渡そうとしたが

中身を確認する事もなく、好きにしろと突き返された為、懐に入れていたのだが

今回、新しいパーティ全員が集まる機会に足を伸ばしてみたのだが...

これが見事に空振りだった、すでに最深部まで踏破され、ハイナエのような後続の冒険者によって

価値がある物もゴミも同然の物も運び出され、ただ建物が残るばかりだった

恐らくは、あの冒険者もすでに空っぽのこの遺跡を訪れ、ハズレを引いた為に

損失を取り返そうと賭場に来ていたのかも知れない

 

どちらにせよ、今回は冒険を諦め、観光のつもりで行きとは別ののんびりとしたルートを採った

カゾフの港で外洋航海船を眺めたり、名物の魚料理を食べたり...

損失を無理矢理取り返そうとした先の冒険者と違い、私達にはそれなりの手持ちはある

 

...港町と言えば、今回やっと合流したマルドルがよく港に馴染む女だった

カーツに紹介されるまで、特に知らぬ相手だと思っていたのだが...

よくよく顔を見れば以前オランで寒そうにしていた薄着の娘だ

しかし盗賊と思っていたが――戦士、とはな。
思い込みとは恐ろしいが、そう思うに至る根拠はある。
体格もそうだが、なにせ、やたら鎧からして軽装だ
戦士とは、もっと着込んでいるものとばかり思っていたが、
そうでない者もいるのだと言うことか。
 
...そうして特にマルドルを中心に、これまでの冒険やこれからの目標について話しながらオランへと歩いていく
 
その道中、ナジュレという町に立ち寄った
ここもまた街道沿いの宿場町という事もあり、またカゾフからの距離からもあるのか
港町のような熱い空気と、宿場町としての旅の空気が入り混じったような不思議な感覚がある
 
カーツを肩車しながら、辺りを見るが、やはり同業も少なくない
オラン、カゾフ間は海を使う商人にとっては必ず通る交易ルートだ
当然、丸々と肥えた財布を懐に抱えた商人もいれば、将来を夢見る小金持ちの商人もいる
その金の匂いに釣られた同業者も増えるのは世の常だろう
 
さすがにあからさまに武装している冒険者に手を出そうとする愚か者はいないが、
カーツを一人で歩かせていたら、つまらぬ事を考える不届き者が出ないとも限らない
それもあって、いつも通りカーツを肩車して歩いていたのだが...
どうにもガラフは無駄に目立つこのスタイルはお気に召さないらしい
私とマルドルは聞き流しているが、カーツはガラフの小言に付き合っているようだ
 
 
「......ん?」
 
通りに流れるメロディーが不意に無粋な声に遮られる
耳に触るような柔らかなメロディーゆえ、特に気にもせず聴いていたのだが...
...ふむ、同業...とは言え、三下と言うか、ただのゴロツキと言った風情の男が
演奏をしていた吟遊詩人に絡んだようだ
 
 
......ふむ、出先で無闇に絡むワケにもいかんのだが
そう思っていると、無造作に立ち去ったゴロツキに見向きもせず、吟遊詩人が演奏も再開する
さてもゴロツキは金は奪えど、気概は奪えず、か
 
ふむ...

黄昏の詩人。

カゾフ周辺で遺跡が発見されたとの情報を入手してオランを旅立った
我々《銀月》であったが、件の遺跡は既に耳と足と手の早い何者かに
隅々まで漁り尽くされた後だった。

で、普通ならここで失意の帰還となるのだが、けしてそうはならないのが
この一団の良さでもあり、問題点でもある―――

今回の探索より、カーツェナルの知己であるマルドルが《銀月》に加わった。
以前に一度共に飲んだ事のある間柄であり、まるきり赤の他人という訳ではない。
それにしても思うのだ、世間は意外と狭いものだ、と。

マルドルは西方のガルガライスという国の出身だそうで、
戦士というには些か扇情的な出で立ちをしている。
並みの人間の男なら色気に当てられていまいそうなものだろうが、
非常にさっぱりとした人柄と、鷹揚な口調がそんなものを微塵も感じさせない。

今回の探索で一番の収穫は何かと問われたら、それはマルドルとの親交を
深められた、の一点に尽きると思う。

************************************

陽は既に山の向こうへ沈み、空は青から赤へと色合いを変えている。
夕飯時の通りは賑やかで、空腹を刺激する香ばしい匂いが一面に立ちこめている。
街道沿いの宿場町、ナジュレ。今日はこの町に宿を求める事になりそうだ。

通りを歩く《銀月》の一行。
それにしても、

>「...目立つ、な...」

マルドルが自分が言おうとして押さえ込んだ言葉を口にする。
そう、我々は目立つのだ。
特に、セリトと、セリトに肩車をして貰っているカーツェナルが。
赤い狼の毛皮を被った巨漢と、それに肩車された白兎のローブを羽織った魔術師。
これで衆目の注目を集めない訳がないのだ。
豊満な肉体を惜しげもなく曝け出し、色鮮やかな青い革鎧を纏ったマルドルも
かなり目立つ存在だろう。しかし、流石にこの二人には及ばない。

「カーツよ。何度も言わせて貰っているが、その肩車は恥ずかしいから
 そろそろ止めにせんか?大体お主は子供ではなく、立派な成人じゃ。
 加えて言うなら女性じゃ。赤の他人からどういう風に見られているかに
 ついて、少しは考えなければならん頃じゃと思うが...」

カーツェナルは自分の話をひとしきり聞き終わると、渋々とした表情をした後、
肩車から降り、自分で歩き始めた。
予想外の事態に驚く。こんなに素直に自分の話を聞くカーツェナルは初めてだ。
やっと分かってくれたのか?いや、そんな筈はあるまい。何か裏がある筈だ。
などと問答している内に、肉を焼く屋台の前を通りがかる。
宿まで我慢出来ん、取り敢えず一本頬張ってしまおうか、と考えた矢先、

>「ねぇ、ガラフ」

背後からカーツェナルが声を掛けてきた。

「ん?何じゃ?お主も食いたくなったのか?」

と返事をし終わる前に、突然背中にカーツェナルが飛び込んで来た。
いきなり背中いっぱいに押し付けられる柔らかい感触。

「うわ!何をやっとるんじゃ!」

突然の事態につい取り乱してしまう。
混乱の元凶は背中にくっついたまま、耳元で更に困惑させる言葉を告げた。

>「ボクはガラフの事、こんなに大好きなのに」

続けて、何故自分がセリトに肩車されているかについての説明を行う。
正直、その理由は自分には到底理解出来ないものだった。
セリトには悪いが、それは過保護だと思う。
護られてるのは心地よいものではあるが、自分の足で立つ事を忘れやしないか?

等と考えている内に、カーツェナルは抱きつくのを止めた。
そっと離れた後も、カーツェナルの感触がまだ背中に残っている。
それは甘く、柔らかく、温かいが、同時に怖くもある。

>「ボクは皆の事、大好き。
> だから、こうやってくっついてたいなの」

言うが早いが、新たな標的をマルドルと定め、マルドルに抱きつく。

好き、か。
好き、という言葉を心の中で繰り返す。
セリトへの好き、と。他の者への好き。
この娘は、前者と後者の違いを、まだ分かっていないのだろう。
それは無防備な信頼感。純粋な思慕の想い。
だが、その純粋さ故に、相手を激しく傷つける時が来るかも知れない事を、
果たして理解しているのだろうか?
それは、とても残酷な事だと言うのに―――

「...危うい娘じゃな」

誰に聞かせる訳でも無く、小さく小さく呟いた。

************************************

そろそろ宿を何処にしようか、と話をしていた時、
何処からかリュートの旋律と、歌が聞こえて来た。
なかなかに美しい声と、演奏だ。

>"母なる大地の子らは
> 大いなる自然の中で腰を下ろし
> 歌を歌い続ける―――"

>「...ほう...」

「これは、下位古代語の歌じゃな。珍しい...」

上位古代語で歌われる呪歌でも無い限り、通常歌われるのは地方語や
それぞれの種族の言葉に基づいた歌だ。下位古代語の歌は、余り聞かない。
一部の知識層でない限り、歌っても分からないからだ。

>「あの歌詞は、なんて意味なんだい?」

下位古代語を話せないマルドルが歌詞の意味を尋ねてきたので解説する。
歌を聴きながら、演奏の主を探す。程なく、襤褸を纏った一人の人物を発見した。

しかし途中でゴロつき風の男が乱入し、演奏は一時中断となる。
無粋な輩だ。引き止めて殴りつけ、説教の一つでもしてやりたい気分になったが、
セリトが大人しくしているのでここは様子を見る事にする。

"禿鷹"が去った後、詩人が何事も無かったかの様に演奏を再開した。
どうやら大した胆力を持っているようだ。
しかも、彼?はどうやら森の妖精の血を引いているらしい。
ひょっとしたら、森の妖精そのものなのかも知れない。

詩人の高潔とも言える姿に、何か感じ入るものがあったのだろうか。
マルドルが、背中に担いでいたレベックを下ろし、演奏を始めた。
彼女も、吟遊詩人として些かの心得があるのだ。
そして、自分にも。

「マルドルよ。ワシもお供させて頂くぞ」

...担いでいたリュートを下ろして構える。
襤褸の詩人を引き立て、マルドルと共に、歌に厚みと彩りを加える様に。
誰に申し合わせるでもなく、リュートを優しく爪弾き始めた―――

====================================

PLより:大変遅くなりました、導入投下です!長くなっちゃった><
     皆さんの投稿を先に読んだら、却って書き辛かった件について。

     マルドルにお付き合いしてガラフも演奏させて頂きました。
     なかなか出だし好調なダイスですね!

ガラフ@テッピン : 楽器演奏/リュート 2D6 → 4 + 4 + (4) = 12
--------------------------------------------------------------------------------
ガラフ@テッピン : おお、なかなかの演奏!

 

追記 :インスピレーションの発動判定の結果を添付します!無駄に出目高いw

ガラフ@テッピン : 忘れていたインスピレーション発動判定。 2D6 → 6 + 4 + (5) = 15


ガラフ@テッピン : ...無駄に高い出目!発動。  

路地裏の隅で

>"母なる大地の子らは

> 大いなる自然の中で腰を下ろし

> 歌を歌い続ける――― "

 

 ・・・歌が聞こえる。

 

 宿と宿の隅の暗い路地裏。

 

 フード代わりにかぶっていた拾ったボロ布は、数日前の雨風でさらにぼろぼろとなっていた。

 

 ここに来るまでに雨風に運ばれた泥が体にこびりつき、ときにぼろぼろとはがれる。

 

 ・・・結局、ここはどこなのだろう?

 

 虚ろな眼で町の喧騒を聞き入る。

 

 誰かを探しにきていたはずだった。

 

 でも、誰を?

 

 あの村で泣いていた少女、だっただろうか?

 

 頭がはっきりとしない。

 

 もやがかかったままの頭で考えるのをやめ、

 

 僕は再び暗い眠りへと落ちていった。

 

 

 

PL:ちょいと離れた暗い路地裏さ!

見た目小さな浮浪者!

 

気にせずすすんで!

宿場町ナジュレ-2

「あいつ、この辺りで鳴らしてるチンピラか?」
 
マルドルの問いかけに、ひそひそと声を交わしていた女たちが答える。
 
「この町を仕切ってる"ピギーズ"ってごろつき集団の幹部だよ。
 あいつは特に乱暴だからね。
 面倒だから関わらない方がいいよ」
「場所代とか言ってある程度の金を納めてれば何もされないのさ」
「まぁ、他所者が暴れた時に事態を収めたりもするから、あれだよ、なんていうんだい、必要悪ってやつかね」
「金さえ払っておけば、官憲よか頼りにはなるからねえ」
 
要するに、この町の盗賊ギルドの一員なのだろう。
 
 

ジェノが土産物の屋台を眺めれば、握りこぶし大の、革製の動物が目に入る。
ワニやトカゲ、ヘビの類が多いようだ。
そういえばこの町の近くには川が流れているが、ワニなどはそこで出没するのかもしれない。
値段は一体30ガメル。決して、安い金額ではない。
裕福そうな親子連れが、買っていく。
 
 
セリトはただでさえ目立つ。
巨漢であり、全身を赤で統一している者など、他にはいない。
それが、おそらく成人しているであろう半妖精を肩車している。
自然と人目も引くし、道も割れるというものだ。
注がれる、好奇と奇異の目。


マルドルとガラフが、襤褸の男に合わせて、演奏を始めた。
 
 
男はふたりを一瞥すると、まったく意に介さぬように、歌を続ける。
 
 
"母なる大地の子らは

 大いなる自然の中で腰を下ろし

 歌を歌い続ける――― "


同じフレーズを2度繰り返した後、転調した。
初めてのことだ。
 
 
"霧深き渓谷の底
 緑萌ゆる草原の床

 大地の子らは歌い続ける――― "
 
 
一度だけそのフレーズを歌ったのち、男は無言で演奏を止め、立ち上がる。
地面に置いた革袋にリュートを無造作に詰め込み、共演者たちには目もくれず。
そのまま立ち去る。
声をかけても見向きもしない。
その時。
 
 
「おゥ、おめェら!」
 

マルドルとガラフに、ドスの効いた声がかかる。
先ほどの禿頭とは違う、見るからに三下です、というオーラが全身から迸るようなチンピラが3人。
動物の蹄のような刺青を、見える場所に施している。
肩だったり、頬だったり。
 
 
「誰に断ッて商売してやがるンだ!
 場所代、一人銀貨10枚だ!払いやがれ!
 儲かッたらその分の1割だ!いいなッ!」
 

怒鳴りながらも少し腰が引け気味なのは、ガラフとマルドルがそれなりの使い手であることを、雰囲気で感じ取ったせいかも知れない。
だが、バックもいることだし、人数も多いし、ということで、強気に出ているのだろう。
 
 
 
 
パムは、路地裏で眠っていた。
 
 
ごそり、と近くで何者かが動いた。
 
 
 
 
--------------------
GMより:
 
皆さまステキにでっちあげてくれてありがとうございます。
GM満足。

情報の補足をしますと、
"ピギーズ"というのは要するにこの町の盗賊ギルドの名前です。
ハゲタカのゲイズってのはその幹部みたいですね。
で、あとでマルドルとガラフに絡んできているのがその下っ端たちです。
オランの盗賊ギルドと直接の関係はないと思って下さい。
 
襤褸の男は立ち去ろうとしています。
声をかけても立ち止まりませんが、ついて行っても拒否はされません。
尾行するなら判定を。
何もしないなら、そのままいなくなることでしょう。
 
パムは、冒険者レベル+知力で判定をお願いします。
達成値12で、誰かが持ち物を持って行こうとしていることに気付きます。
もしも失敗したら、更に2d6を振って下さい。
何かなくなっちゃうかも。

運命神の悪戯

 屋台に目をやると、どうも革細工の品を置いているようだった。

 握りこぶし大の、革製の動物。

 ワニやトカゲ、ヘビの爬虫類が多い。

 なんでこんなに爬虫類の形の物が多いのかねぇ。

 良く見かける、とかなのか。

 
 作品の一つを手に取る。

 
 お世辞にも良い出来とは言えない、何とも不細工な作りだけど、

 これはこれで味があって良いモノなのかも知れない。

 値段は一体30ガメル、か...割と値が張るな。

 まぁでも構わんか。

 あのコと、あのコに。

 そしてこれは私自身に。

 クスリと笑い、味のある表情の作品を選び出し、購入。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 リュートの旋律に耳を傾けつつ、襤褸の詩人を見ていると、

 何やら扇情的な鎧に身を包んだ女性と、神官ローブを纏ったドワーフとが歩み寄る。

 レベックとリュートを取り出し、襤褸の詩人のそれに合わせて演奏し始める...


 ――おや?

 あれは、確か...ガラフとか言うラーダの神官ドワーフじゃないか?

 オランでダルビンと飲んでた時に踊らされたっけねぇ。

 しかし何でこんな所......


「......!」

 視界に入る銀の娘、カーツェナル。

 そして、共にいる、紅のオオカミ。


 なんと言うか。

 カミサマってやつは本当に悪戯が好きなんだなと思う瞬間だねぇ。  

 ねぇ、ヴェーナー様?


 そっと、銀の娘の方へと歩を進める。

 確か噂ではカーツは銀月と言うグループに所属したらしい。

 それがこの面子か。


「カーツ」

 少し離れた場所で声を掛けて反応を見る。

 気付いてくれるかね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PL:ちょっと曲転調前までに顔合わせしたい!w

   土産物屋でワニ、トカゲ、ヘビを買い、90ガメル消費!意外と高く!

   パムにワニ、カーツにトカゲを渡す予定。

   ヘビはなんか面白そうなので自分で所持(

   蛇使いになりたいよパパン。

優しい声

 下位古代語の歌詞で歌い上げ、リュートを爪弾く吟遊詩人さんへと歩み寄る二人。

 マルドルはレベックを、ガラフはリュートを手に。

 合わさる音色、柔らかな旋律。


>「カーツ」

 ふと、声が掛かった。

 振り返ると少しだけ離れた場所に、周りとは明らかに雰囲気の違う黒いマントと鳥の羽根飾り。

 ふわりと優しい笑みを浮かべたヒトが居た。

「ジェノちゃん!」

 久しぶりに会う友人を見つけ、駆け寄った。

「ジェノちゃんもここに来てたなんて」

 背の高いジェノちゃんを見上げつつ声を掛けた。

 いつものように撫でてくれる手。

 いつものように優しい香り。

 いつものように・・・


 っと。

 またガラフになんか言われちゃうかもだから、あんまりはしゃがないようにしなきゃ。

>「大体お主は子供ではなく、立派な成人じゃ。

> 加えて言うなら女性じゃ。赤の他人からどういう風に見られているかについて、

> 少しは考えなければならん頃じゃと思うが...」

 って、さっき言われてたっけ。


 あれ? そういえば、ジェノちゃんって・・

 綺麗な人で、男のヒトなのか、女のヒトなのかわかんないままだったなの。

 

 "そいつに使役する資格はあるのか?"と名も無き生命の精霊に問えば、精霊は応えるだろう。

 それによって、相手が"生む性であるか生ませる性であるか"が分かる、って

 セリトが前に言ってたっけ。

 

 ちらりと、名も無き生命の精霊を見て確認してみる。

 何だかおかしくなって来て、クスクスと笑い出してしまう。

 そっか。

 でも、ジェノちゃんはジェノちゃんなの。

 

 そういえば暫く会っていない間に、ボクは色々成長したんだった。

「ねぇジェノちゃん、ボク、精霊とお話出来るようになったなの」

 報告しなきゃ。

――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

PL:正体を掴んだ( 

銀の娘

 こちらの掛けた声に不思議そうに周りを見渡すカーツ。

>「ジェノちゃん!」

 やがて私を見つけ、駆け寄って来た。

「や、カーツ」

 相変わらず、元気そうだ。

>「ジェノちゃんもここに来てたなんて」

「はは、仕事の帰りに少し寄り道をしててね。

 私もカーツを見つけてびっくりしたよぉ」

 可愛らしい白い兎の耳を付けたマントの上から、彼女を撫でる。

 まるで猫の様に、撫でられるのを嬉しがる娘。


 ふと、何か不思議そうな顔をしてカーツが私を見上げて来た。

 そして、クスクスと笑いながらこう言う。
 

>「ねぇジェノちゃん、ボク、精霊とお話出来るようになったなの」

「おお、おめでとうカーツ」

 そうか、ついに精霊と。

 精霊の話をする度、いつも羨ましそうにしてたっけねぇ...

 ん...? 手にしているメイジスタッフは...

「もしかして、古代語魔法も?」

 私の問いに、彼女は嬉しそうに頷くだろう。

 少し会わない間に、こんなにも成長したのか。

 どんどん追い抜かれて行くねぇ...


「ああ、そうだ。 これ、さっき見つけたんだけどね」

 そう言って、先程購入した革細工のトカゲをカーツに渡す。

「可愛いと思わないかぃ?」

 くすくすと笑いながら。

 確かカーツはこう言うのは平気だった筈。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PL: きっと傍から見ればかどわかし中な図だよね...w

次なる無粋者

私のレベックとガラフのリュートが、彼の旋律に重なる。
彼は――本当に『彼』なのかは分からないが――
我々を受け入れてくれたのか。

ふと横目で聴衆を見やれば、カーツに親しく話しかける人影。
実に妖艶な女性だ。カーツもずいぶんと交友が広いものだ。


その時――初めて曲が転調した。

"霧深き渓谷の底
 緑萌ゆる草原の床

 大地の子らは歌い続ける――― "

それはまるで呪文のように不思議な余韻。
どこかで聴いたことあるだろうか。
私は記憶を手繰る。

しかし唐突に夢の時間は終わる。

彼は――そそくさと店じまいをし、立ち去ろうとした。

「...楽しかったよ。また今度一緒に歌おう」

立ち去るその背に、私は声をかけた。

さて、これからどうするか――と、ガラフへ声をかけようとした時。

 >「おゥ、おめェら!」

またもや無粋な声に呼び止められた。

>「誰に断ッて商売してやがるンだ!
> 場所代、一人銀貨10枚だ!払いやがれ!
> 儲かッたらその分の1割だ!いいなッ!」

見れば、三人のチンピラ。
私はガラフを見て、肩を竦めた。

余計なトラブルは交わしたいものだ。
だから、金を払うのにこしたことはない。

ちらりとカーツとセリトと女性を見る。
彼らはあの浮浪者を追うのだろうか――ふと、そんなことを思う。
もしそうならば、彼らの邪魔させちゃあならんね。

「ああ、すまないね。悪かったよ」

笑顔で両手を広げ、チンピラどもへ詫びながら
「まあ、そんな怖いこと言わずにおくれな」
下っ端の中のリーダー格へ、そっと擦り寄る。

「もちろんショバ代はきっちり払わせてもらうさ。
 10ガメルもいいけど...もっと実入りの良い額がいいんだろう?」
胸をぎゅっと押し付けて、微笑む。
「だから、ちょっとだけ目こぼしもらえないかねえ?
 出来ればあんた達も一緒に楽しんでくれれば御の字さ」

しかしチンピラが何かする間も与えず、身体をさっと引き離し。
ああ、ガラフに説教を食らうかねえ。心の中で苦笑しつつ。

「さあ、お許しがでたよ! ここはひとつ、賑やかに行こうじゃないか!」

見物客をわっとあおり、勢いよく景気のいい曲を弾き始めた。


PL>
チンピラさんには、引き取っていただくつもりです。
ただ、お金を渡すときに情報を聞きやすくしたいので、
できるだけ友好的な態度(笑)で接したいなと思います。
尋ねたいのは
・ゲイスの評判
・浮浪者のこと
をと考えています。これは文章に起こす時にでも具体的に文章にしますね。

カーツ達が浮浪者を尾行する際、チンピラの目に着きにくいよう足止めさせる、
という目的もあります。

ここで一旦別れても、泊まる宿に目印をつけておけば合流も可能かと。
目印は予め決めておいたことにすれば、いいかなと!
例えば宿泊した部屋の窓に、4枚の赤い布を巻いておくとか。

歌の歌詞や旋律に聴き覚えがあるかBD判定します。
 Dice:2D6[5,2]+4=11

ハニートラップ

詩人の演奏にガラフとマルドルが併せるのを聞きながら、ゆっくりと辺りを見回す

先ほどのゴロツキが起こした騒ぎなど、この町の喧騒の中にはほとんど影響はしていないが...

それでも威圧感を放てば、それなりに空気が乱れる

空気が乱れれば、商売の妨げになるし、当然そのアガリから出る上納金も少なくなる

...その辺りを認識していない所を見ると、やはりオランのギルドとは繋がりの薄い地方ギルドか

 

もっとも...その空気も再び始まった演奏で大分癒されてはいるようだが

 

>「カーツ」

>「ジェノちゃん!」

>「ジェノちゃんもここに来てたなんて」

 

と、カーツがなにやら知人を見つけたらしい

.........ふむ?

見た目は女性だが、名も無き生命の精霊達の囁きは彼を男性だと言っている

...ふむ、まぁ、女装好きのスパイクスピッツ3人もいるし、別に女装男性が見慣れてないワケでもないし

見た目と本来の性格や言動の差を大きくしてギャップで名前を売ろうとする冒険者も少なくない

...そういう方向性では、最近は女装が流行りなのだろうか?

そう言えば、先月の月市ではセグウェルやゼーレンも女装していたな...

 

そうしてどうでもいい事を考えていると、また野太いダミ声に思考を遮られた

 

>「誰に断ッて商売してやがるンだ!
> 場所代、一人銀貨10枚だ!払いやがれ!
> 儲かッたらその分の1割だ!いいなッ!」

 

ふむ、またつまらぬ連中が来たか、しかも威勢よく吠えようにも腰が引けていてはサマにならんな

 

カーツとジェノとやらが話しているのを横目にぶらり、と何気なく...しかし行動を悟らせぬように

背後からゴロツキ達に近付き、そのうちの一人と強引に肩を組む

左腕はしっかりと、相手の腕を絡めて肩を掴み、そうそう逃がしはしない

そして捕まえたゴロツキに空いてる右手で銀貨10枚を握らせる

 

「よぅ、ご同輩、オレはオランのギルドのレッドウルフってモンだ、景気はどうだい?兄弟」

 

普段は絶対に出さない陽気な笑顔を作って、ゴロツキに話し掛ける

 

「ところで、ちょいと聞きたいんだけどよ、さっきのゲイズって旦那はどんな御仁だい?

 ついでにさっきの襤褸着た詩人についても、何か知ってれば教えて欲しいんだが」

 

ガラフなどはもっと真っ当な手段で情報を得ようとするのだろうが

この手の輩はこちらが下手に出ると、すぐに付け上がる

だが、その単純さゆえに扱いやすい

 

「色々教えてくれたら、オレの知り合いのそっちの姉ちゃんが少し付き合ってくれるかも知れないぜ」

 

と、私はジェノを指差した

...んむ、折角だから巻き込ませて貰おうか

 

 

すりかえ

ごそり。

 

僕はスッと手を動かした。

 

普段よりも丁寧にそして、上手に。

 

「・・・そんなのがほしいならあげるさ。」

 

 僕はフードからわずかに細めた目だけを覗かせる。

 

「・・・かわりに仲間のところに案内してもらおう。」

 

 僕は緩慢な、そんな表現の似合う動きでゆっくりと体を起こす。

 

「人を、探してる。」

 

 じぇのはどこに。

 

 

PL:パム2D6 → 4 + 3 + (7) = 14

 

気づいたようです。

持ち去ろうとしたものと飴をすりかえます。

持ち去ろうとしたものが飴なら蜂蜜にすりかえます。 


予備ダイスパム2D6 → 5 + 5 = 10

パム2D6 → 4 + 4 = 8 (06/30-02:37:13)


パム2D6 → 5 + 4 = 9 (06/30-02:37:12)


 

 

できるかな?

 

はたしてパムはどこへ行く!

世慣れた者達の挽歌。

自分の奏でるリュートと、マルドルの弾くレベックが、
襤褸の詩人の歌に重なる。
それに彼?が応えてくれたのか、今迄同じ節を繰り返していただけの歌が、
突如転調した。

"霧深き渓谷の底
 緑萌ゆる草原の床

 大地の子らは歌い続ける―――"

下位古代語の歌詞。まるで祈りの言葉の様だ。
この様な曲を、かつて聴いた事はなかったか?演奏を続けながら記憶を辿ってみる...

周囲を見やれば、いつの間にかカーツェナルが何者かと話をしている。
あれは...確かジェノだ!
先日オランでハンスと酒を飲み交わした時に彼の話題が出て、気になっていた所だ。
息災なのは何よりだ。しかし、オランではなく、この様な宿場町で出会うとは。

**************************************

さて、詩人は新しい一節を歌い終わると、唐突に演奏を打ち切り、
この場から撤収しようとしている。

>「...楽しかったよ。また今度一緒に歌おう」

立ち去る彼の背中に、マルドルが声を掛けた。

「素晴らしい歌じゃった。またお聞かせください」

と、自分も声を掛けた。

さて、これからどうするか、と考えた矢先に、新たな無粋者が現れる。

>「おゥ、おめェら!」

>「誰に断ッて商売してやがるンだ!
> 場所代、一人銀貨10枚だ!払いやがれ!
> 儲かッたらその分の1割だ!いいなッ!」

マルドルが自分の方を見て、肩を竦めてきた。
自分も同じ気持ちなので、同じく肩を竦め、動作だけで返答する。

>「ああ、すまないね。悪かったよ」

マルドルは主犯格の男に近づき、自身の女性の魅力を活かして擦り寄っている。

>「よぅ、ご同輩、オレはオランのギルドのレッドウルフってモンだ、
> 景気はどうだい?兄弟」

セリトも似合わない笑顔を作り、小銭を渡し、殺気を放ちつつ話を始めた。

自分が世慣れぬのをよく理解しているので、この場は二人に任せておく。
それに神官が初見の盗賊に話をした所でロクな結果にはなるまい...
などと考えていたらセリトが悪ノリしたのか、こんな事を言い出した。

>「色々教えてくれたら、オレの知り合いのそっちの姉ちゃんが
> 少し付き合ってくれるかも知れないぜ」

内心、こんな所で巻き込まれるジェノに詫びた―――

===================================

PLより:寝落ちしてスミマセンスミマセン(汗)
     ガラフとしては場の流れは世慣れたマルドルとセリトに任せます。
     マルドルと同様に詩人の歌に聞き覚えがないかを判定します。
     っていうかセリト詩人を追わないのかよ!(笑)
     それにしても...巻き込まれたジェノ可哀想な子...

ガラフ@テッピン : 吟遊詩人の歌に聞き覚えがないか?:バード技能+知力B。基準値4 2D6 → 5 + 4 + (4) = 13
--------------------------------------------------------------------------------
ガラフ@テッピン : これもなかなか高い!

宿場町ナジュレ-3

「あいよ、かわいいだろ!
 お友達の贈り物にいいよ!」

革細工屋台のおやじは、ジェノに3つも買ってもらって上機嫌だ。
良く見れば、ヘビ、トカゲ、ワニの置物は、それぞれの動物の革が使われている。
特にワニのことを考えると、お買い得であったかもしれない。

 

* * *

 

マルドルもガラフも、記憶を探るが。
歌に、聞き覚えは無い。
彼が作った歌なのだろう。

そのまま、彼は喧騒の中に消えて行った。

 

* * *

 

「おほおおおお!」

マルドルに言い寄られた男は、あからさまに鼻の下を伸ばす。
伸ばす。
そして、その押しつけられたものを手のひらで掴もうとするが、その時にはマルドルは離れていた。


「・・・チェッ、おい、そうじゃねェだろう。
 まずは場所代を出すんだよォ!

 おめェさんの身体で払ッてもらッてもいいけどよォ」


うへへへ、と下卑た笑い声が漏れる。
が、マルドルが演奏を始めると真っ赤になって怒り出した。


「てめェ!話はまだ済んでねェぞ!
 ちょいとぷにょんとされたくれェで10枚分の価値なんざあるか!!」

 


一方、がっちりと抑え込まれた男は、その膂力にたじろぐ。


「なん・・・・だてめェ、離しやがれッ、この馬鹿力がッ!」


 

「よぅ、ご同輩、オレはオランのギルドのレッドウルフってモンだ、景気はどうだい?兄弟」

 

「オランの?
 なんでェ、同業かい。
 仕事する気なら、しっかり500、収めるんだぜェ」


握らされた銀貨10枚をしまいこむ。


 

「ところで、ちょいと聞きたいんだけどよ、さっきのゲイズって旦那はどんな御仁だい?
 ついでにさっきの襤褸着た詩人についても、何か知ってれば教えて欲しいんだが」


目つきが鋭くなった。
ゲイズのことには触れず、ごろつきは答える。
 

「銀貨10枚分の情報だな。
 あの流しか?
 ずうッと、おんなじ歌ばッかり歌ッてる奴さ。
 町の外の川っぺりに住んでるみてえだがな、毎日ここに来ちゃあ、歌ッてやがるのさ。
 結構稼ぎやがるクセに金に頓着しねェから、いい客だぜ?
 オツムがいかれてやがるのさ、へへへ」


ジェノのことを言われ、ちらり、とジェノの方を見る。

「そいつァ、俺の趣味じゃあねえなあ。
 おめェのツレかい?
 俺ァ、あの女の方が全然イイ」


マルドルに舐めるような視線を送る。
気付けば、三人のうち、一人は姿を消していた。


「で、」

「そろそろ離しちゃあくれねェかなァ」


 

男の口角が上がった。

 

旅人や住民たちの中に、ごろつきたちが見え隠れする。

―――囲まれた。

 

てめェら、俺様に何の用だァ?

 

先ほどの禿頭が、ぬうっと、ごろつきたちの後ろから現れた。

 

「随分目立ッてたみてェだなァ?
 一体どういうつもりなのか、聞かせてもらおうじゃアねェか」

 

大ぶりの曲刀を抜き身にしたゲイズと、ごろつきたちが10人。
ひとりはセリトが抑えこんでいるが、さて・・・・ 

 

 

* * *

 

寝ているとばかり思っていた浮浪者から声をかけられたものだから、コソ泥のヘルターは腰を抜かさんばかりに驚いた。
しかも、うまく抜き取ったと思った銀の高価そうな指輪は、いつの間にやら飴玉にすり替わっている。


「うへあ!?
 な、仲間なんていねえよう!?
 おめ、ガキかと思ったら草原妖精か!」


目で射すくめられ、ヘルターは動けない。
指輪が飴玉に変わる手腕は、どうやら自分じゃあまったく歯が立たない、そう観念したのだ。

 

「ひ、人探しなら、ピギーの旦那ンとこで聞きゃあ分かるんじゃあねえかな!
 なんなら案内するからよ、な、見逃してくれよ!」

 

 

 

-------------

GMより:

では、妖精の吟遊詩人はどこかに去って行きました。

 

で、ごろつきが仲間を呼びました。
何か企んでいる連中だと認識されてしまったようです。
10人のごろつきは「山賊の手下」クラスの雑魚ですが、ゲイズは冒険者クラスの腕がありそうです。
戦っても勝てそうですが、さて、どうしましょうか。


パムは盗られそうだった発動体の指輪を飴とすり替えることができました。
よかったね!

路地裏から

 軽く肩をすくめてみせる。

 

「とって食ったところでうまくもないだろ?

 

・・・案内できるならそれでいい。」

 

 銀貨五枚を渡す。

 

「多くは渡せないがな。

 

筋を通して会うのが一番だ。」

 

 銀の指輪を空にかざしながら眺める。

 

「・・・もっとも、これを本当にもっていったなら、血だまりに沈んでもらったけどね。」

 

 

「・・・が、幸いにもそうならなかった。

 

互いに良い出会いとなることだろう。」

 

 細めた目のまま、口の端だけでふっと笑った。

 

 

PL:パムよ~どこへいくんかー。

さもあらん...

>「・・・チェッ、おい、そうじゃねェだろう。
> まずは場所代を出すんだよォ!
>
> おめェさんの身体で払ッてもらッてもいいけどよォ」

>「てめェ!話はまだ済んでねェぞ!
> ちょいとぷにょんとされたくれェで10枚分の価値なんざあるか!!」

どうやらマルドルの交渉は失敗した様だ。
無粋者の劣情を悪戯に刺激してしまったらしい。
一方的に話を切り上げたのも、印象を随分悪くしている。

>「そいつァ、俺の趣味じゃあねえなあ。
> おめェのツレかい?
> 俺ァ、あの女の方が全然イイ」

セリトが御指名したジェノも、無粋者には不評だった様だ。
ジェノにとっては喜ばしい事であろうが。
だが、ここでまたしてもマルドルが御指名されてしまった。
後で、彼女には「妙齢の女性のあるべき服装」について説くとしよう...

さて、気がつけば周りはすっかり囲まれている。
事態は加速度的に悪くなっていってるらしい。

>「てめェら、俺様に何の用だァ?」

詩人から小銭を巻き上げた男、"禿鷹のゲイズ"が現れる。
去ったり戻ったり、全く忙しい御仁だ。
 
>「随分目立ッてたみてェだなァ?
> 一体どういうつもりなのか、聞かせてもらおうじゃアねェか」

―――毎回毎回どういうつもりなのかワシの方が聞かせて欲しいわい―――

とぼやいてしまいそうになるが、それは火に油を注ぐ事になりそうなので、
流石に控える事にする。

《銀月》を組んで早数ヶ月。いい加減こういうのにも慣れてきたが、
そろそろ不用意に敵を作り過ぎてる事については注意を喚起してもよいかな、
と思った。まあ例の如く右から左に流されるのだろうが。
まあ、この面々といると退屈しなくて済むのは間違いない。

取り敢えず、火を起こし油を撒いた我がリーダー殿の出方を、
静観する事に決める。
どういう展開になるかは分かりきっているのだが...

===================================

PLより:いつもの事と諦めるガラフの図(笑)
     投稿順が前後しますが、セリトがどう出るのかを様子見します。
     リュートは持ってますが、何かあったら背中に担いだモールを
     構えてリュートは捨てるつもりです。
     ええ、表立っては喋りませんよ、喋ると喧嘩を売りそうなので!

嘲弄

>「てめェら、俺様に何の用だァ?

 

 肩を掴んだゴロツキから情報を聞き出そうとしていると

先ほども聞いたダミ声が背後から聞こえてきた

 

物見高い住人達が作っていた人の壁の背後には見覚えのある禿頭

そして他にも身なりも品も良くなさそうなお仲間らしき連中がチラチラと

 

>「随分目立ッてたみてェだなァ?
> 一体どういうつもりなのか、聞かせてもらおうじゃアねェか」

 

数を揃えて、勝てるつもりなのか、嗜虐の笑みを浮かべるゲイズに

掴んでいた盗賊の腕を放し、突き飛ばすように返しながら

凶悪な笑みを返す

 

「そう早とちりするなよ、旦那」

 

まぁ、実際の所挑発になるとは判っているんだが

視界外ではあるが、裏でガラフは渋面を浮かべているだろう

 

「たまたま立ち寄った町で、名の通ってそうな同業を見掛けたから、挨拶しようかと

 他の同業にどんな人物か聞く...何の変哲もない話だろう?」

 

まぁ、ここまでの行動を見ている限り、「腕の立つシーフ」ではなく、「町の悪漢」としての名だろうが

 

「そもそも俺の仲間2人の演奏だって、金目当ての演奏ではないから

 金の受け皿も用意してない、つまりは商売の為の演奏ではない

 そこにショバ代払えと怒鳴り込んでくるのはやりすぎだよな?」

 

ショバ代払わせるだけなら、わざわざ怒鳴り込んで来なくても終わってから言いに来ればいい

ギルドの管轄下である事を示せば、ギルドメンバーの私がいるのに妥当な支払い程度なら拒む理由もない 

つまり、いちいちやりすぎなのだ、こいつらの行動は

 

「で、挙句の果てには、手下ども集めて町の往来で段平振りかざして脅迫かい?

 さすがにそいつは真昼間の往来でやるには、町の皆さんの商売の邪魔になるだろう

 ギルドとしては、アガリも少なくなるし、ちと目立ちすぎだよな」

 

剣呑剣呑...と嘲笑(わ)らい、背中のルーサーンハンマーの留め金が鳴るように背を揺らす

今はまだやりあう気はないが、落とす気がないなら本気で相手になる、その意思を見せる

そして本来の表情と口調に戻した...まぁ、つまり無表情になるだけだが

 

「...で、さすがに武器抜いて挨拶に来ました、ってワケには行かないだろうが

 ショバ代と目立った分の詫びなら支払う、ここはそれで引いてはくれんかね?」

 

====================================================================

修正修正、参加者の意見がとりあえず落とし所を探るという方向になったので

挑発から交渉へー

 

謝罪する【修正】

「参ったな...」

気がつくと、ぐるりと囲まれている。
チンピラが多数、真ん中にさっきのゲイズ。
刀を抜き身で持ち出して、やる気満々のようだ。

我々に『何かやらかそう』なんて意思はもともと無い。
しかし、どうも行き違いが多発的に起きたようだ。
相手には自分を無視して勝手に演奏始めたり、
一方的に威圧されたりと思われているだろう。

リーダーの様子を見る。
相手の出方次第では一戦もありえるだろうが、
今はまだその時ではない。

「ゲイズさんってのかい? 騒がせてすまなかった。
 その物騒なものを収めてはくれないか」
まずは丁重に、お願いをする。

「ショバ代を払わず演奏してしまったことは、私の落ち度だ。
 そちらの兄さんに良い酒を飲んでもらえればと、
 少しでも多くの金を得ようと思ったんだが、返事を待たずに演奏を始めてしまい、
 兄さんの顔を潰してしまったんだ」

「そちらさんに因縁をつけるつもりは無かった。許してはくれないか」

と、頭を下げる。

「これに関して、改めて場所代を納めたい」

ガラフへと目をやり、いいだろう?と尋ねた。


何を持って、相手が『許し』の条件とするか、まだ分からない。
今は、話し分かる相手であることを、祈るより他無い。

PL>
あ や ま り ま す。

【修正】20110704 AM00:10
彩月さんの日記の修正を受け、マルドル日記も修正を加えました。

詫びる。(修正)

セリトが禿鷹のゲイズと一触即発の雰囲気になった時、マルドルが動いた。

>「ゲイズさんってのかい? すまなかったよ」

詫びを入れ始めた。このままでは不味い、と判断したのだろう。
マルドルの事だから、上手く立ち回るつもりが逆に相手を煽った事に
責任を感じているのかも知れない。
 
>「そちらさんに因縁をつけるつもりは無かったんだ。許してはくれないか」
 
>「これに関しては、改めて場所代をそちらへ献上したい」
 
正直、到底上手い侘びの入れ方とは思えない。
しかし、不用な争いを回避しようという、彼女なりの責任の取り様は理解出来た。
この弁明にセリトがどう反応するかは読めないが、
無駄な争いをしなくて済むなら重畳この上ない。
今迄だんまりを決め込んでいた自分だが、動く事にした。
 
「知らぬ事とは言え、無礼を働き失礼致した」
 
マルドルに続けて話を始める。
 
「この町での取り決めを理解せずに演奏をしてしまい、申し訳ない。
 遅くになり遺憾ではあるが、この場を借りてお詫びさせて頂きますぞ。
 二人分の場所代は支払う故、何卒ご容赦願いたい」
 
さて、先方と我がリ-ダー殿はどう出るか?
先方の理性と人間性に砂粒程の期待を寄せてみる。
これで先方がマルドルを差し出せ、等と言い出したら...

その時は、その時だ。

===================================

PLより:頭の中で何を考えているかはともかく(笑)、
     行動としてはマルドルに追随して非礼を詫び(しかし簡潔に)、
     場所代&演奏代として金貨1枚(=50ガメル)を差し出します。

追記 :支払いを二人分に変更、演奏代を削除しました。

 

蜥蜴とハゲタカ?

>「ああ、そうだ。 これ、さっき見つけたんだけどね」

 そう言って、懐から何かを取り出すジェノちゃん。

>「可愛いと思わないかぃ?」

 くすくす笑いながら手渡されたそれは、掌に乗る程の革細工の品だった。

 恐らくは蜥蜴の革で作られた、少し面白い表情の蜥蜴。

 

「わぁ、蜥蜴さんなのっ」

 ボクがはじめて出た冒険で遭遇したのも、大きな蜥蜴さんだったなの。

 あのコの革は今ではボクのシミターのグリップと、矢筒、

 そしてマルドルのブーツの加工に使われている。

 

「可愛い蜥蜴さん、ありがとうなの、ジェノちゃん」

 嬉しくて、ひっくり返して見たり、あんぐりと開けた口に徐に指を突っ込んで見たくなったり。

 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

> "母なる大地の子らは

> 大いなる自然の中で腰を下ろし

> 歌を歌い続ける――― "


 聞こえて来る心地よい旋律。

 マルドルとガラフ、そして詩人さんの奏でる音色。

 ふと、その音色が転調した。
 
 
> "霧深き渓谷の底

> 緑萌ゆる草原の床

> 大地の子らは歌い続ける――― "
 

 そう歌い上げ、詩人さんは身支度を整え、マルドル達を見る事もなく立ち去ろうとしている。

 

>「おゥ、おめェら!」

 ナンカキタ。


 むー。 

 この町はこんなヒトが多いなのね。

 ここからではよく分からないけど、マルドルが何かしてる。

 マルドルと話してるヒトは何だかヤな笑い方したかと思えば、今度は真っ赤になって怒ってる。

 忙しいヒト。


 別のヒトをセリトが掴まえてる。

 さっきの詩人さんの事を聞いてるみたい。

 でもセリト、いつもと違う顔してる。 何か企んでるなの?


 何か話をしながらジェノちゃんを指差してる。

 それに釣られてジェノちゃんを見る。


 シュミジャナイって、なに?

 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

 周りにヒトの気配が多くなった。

 見れば、悪そうな雰囲気の人達が周りを囲んでる。


>「てめェら、俺様に何の用だァ?」

 最初に詩人さんに絡んでたヒトが帰って来た。

 行ったり来たりと忙しいヒト。


 声を荒げて、抜き身の曲刀を手にしている・・

 

>「そう早とちりするなよ、旦那」

 それを見たセリトは掴まえていた一人を突き放し、クククと笑い始める。

 

>「――で、挙句の果てには、手下ども集めて町の往来で段平振りかざして脅迫かい?

> さすがにそいつは真昼間の往来でやるには、町の皆さんの商売の邪魔になるだろう

> ギルドとしては、アガリも少なくなるし、ちと目立ちすぎだよな」

 ゲイズと話すセリトは、ゆらりと背中のルーサーンハンマーの留め具を鳴らす。

 相手の出方次第ではこちらも本気で相手になる、という意思。


>「...で、さすがに武器抜いて挨拶に来ました、ってワケには行かないだろうが

> ショバ代と目立った分の詫びなら支払う、ここはそれで引いてはくれんかね?」

 いつもの表情に戻し、話すセリト。

 

>「そちらさんに因縁をつけるつもりは無かった。許してはくれないか」

 そこへ、少し慌てた感じのマルドルが間に入った。

>「これに関して、改めて場所代を納めたい」

 ガラフへと目をやり、いいだろう?と尋ねるマルドル。

 

>「知らぬ事とは言え、無礼を働き失礼致した」 

 マルドルに続けて話を始めるガラフ。
 
>「この町での取り決めを理解せずに演奏をしてしまい、申し訳ない。
 
> 遅くになり遺憾ではあるが、この場を借りてお詫びさせて頂きますぞ。
 
> 二人分の場所代は支払う故、何卒ご容赦願いたい」
 
 そう言って、金貨一枚を取り出した。

 
「ちょっと、行って来るね」
 
 そうジェノちゃんに告げ、貰った蜥蜴さんをベルトポーチにしまい込み、セリト達の所に歩み寄る。
 
 
 周りの人達がどう動くか分からない。
 
 とりあえず事が起きれば対応出来るようにだけはしておかなきゃ・・
 
 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――― 
 
PL:とりあえずセリトの方に歩み寄るだけの方向で修正をば(゚w 。)

さて...

>「わぁ、蜥蜴さんなのっ」
 
 カーツは、パァっと明るい笑顔を見せてくれた。

>「可愛い蜥蜴さん、ありがとうなの、ジェノちゃん」

 それはとても嬉しそうて。

 ひっくり返して見たり、間抜けにあんぐりと開けたそのトカゲの口に

 指を突っ込んだりして、早速遊んでいる。


「自分のお土産にはこっちなんだけどね」

 そう言ってぴょこりとヘビの方も出す。


 眩しいくらいの笑顔できゃあきゃあと喜ぶカーツ。 


 こんなに喜んでくれるなんて。

 買って良かったよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 ふと耳に入って来る音が変わった。


> "霧深き渓谷の底

> 緑萌ゆる草原の床

> 大地の子らは歌い続ける――― "


 詩人の歌い上げる下位古代語の歌詞も。


 だが、その一節を歌うと、詩人は徐にリュートを袋に押し込み、この場を去ろうとしている。


 同調した者達への返答か?

 それとも、元々こんな曲なのか?


 そんな事を考えながら、襤褸の詩人の後姿を見ていると、また場に合わぬ声が。


>「誰に断ッて商売してやがるンだ!

> 場所代、一人銀貨10枚だ!払いやがれ!

> 儲かッたらその分の1割だ!いいなッ!」

 全くつまらんものだねぇ。

 さっさと支払ってご退場願うのがいいか...


 だがカーツの仲間は動じない。

 それ所か、一人はそのやたらと扇情的な身体を摺り寄せたり。

 紅のオオカミに至っては、一人をがっしりと掴み、逃がさない。 

 ガラフは、やれやれ、といった表情。

 クク、何だか苦労してそうだねぇ、ガラフ?

   
>「色々教えてくれたら、オレの知り合いのそっちの姉ちゃんが少し付き合ってくれるかも知れないぜ」


 ............うん?

 何か知らないが巻き込まれたぞ。

 しかもゴロツキに趣味じゃないとか言われたぞ。

 不思議そうに見上げて来るカーツ。

 いや...うん、カーツは分からなくていいんだよ?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そうこうしてる内に、周りを囲まれていた。

 10人...程か。

 ゲイズとか言われてたさっきの男も戻って来ているねぇ。 


 紅のオオカミは少々挑発的とも取れる態度で対応しているようだが、

 その様子を見てマズイと思ったのか、仲間達がフォローに入った。

 

 ここは穏便な方向、場所代等を支払う方向で話を進めているようだねぇ。


>「ちょっと、行って来るね」

 そう言って仲間の所へと歩を進めるカーツ。

 

 さて、どうする...?

 ゲイズとかいう男、どう動くかねぇ?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PL: 一行やPLBBSで色々と案を練って居ましたが、

   今回は銀月にはあえて近寄らず、様子見の方向で修正しました。

宿場町ナジュレ-4

「そもそも俺の仲間2人の演奏だって、金目当ての演奏ではないから
金の受け皿も用意してない、つまりは商売の為の演奏ではない
そこにショバ代払えと怒鳴り込んでくるのはやりすぎだよな?」

「おいオイおいオイ、待て待て待てよォ。
 大都会オランじゃア、そンなゴタクがまかり通るのかァ、レッドウルフよォ?
 ちげェよなァ?」


セリトの言葉に、ゲイズは呆れたようにわざと両手を広げる。

「で、挙句の果てには、手下ども集めて町の往来で段平振りかざして脅迫かい?
 さすがにそいつは真昼間の往来でやるには、町の皆さんの商売の邪魔になるだろう
 ギルドとしては、アガリも少なくなるし、ちと目立ちすぎだよな」

 

「ゴチャゴチャ言うなィ、早ェ話しがよォ、喧嘩ァ売りに来たンだろ?
 たかがショバ代で難癖付けて来てんナァ、そっちだぜェ?
 喧嘩ァ上等だァ。
 こちとら舐められたら仕舞ェなんだよォ?」


曲刀を一回地面に突き立てると、再びそれを抜き。

 

「...で、さすがに武器抜いて挨拶に来ました、ってワケには行かないだろうが
 ショバ代と目立った分の詫びなら支払う、ここはそれで引いてはくれんかね?」

 

「・・・・あ?」

 

目を丸くして止まった。

 

「アァ、ちィと待て。
 なんだァ、おめェ、俺にァさッぱり分からねェ。
 おめェ、ああ?」

 

本気で困惑している。
そこに、マルドル、そしてガラフが口を挟んだ。

「そちらさんに因縁をつけるつもりは無かった。許してはくれないか」
「これに関して、改めて場所代を納めたい」
「この町での取り決めを理解せずに演奏をしてしまい、申し訳ない。
 遅くになり遺憾ではあるが、この場を借りてお詫びさせて頂きますぞ。
 二人分の場所代は支払う故、何卒ご容赦願いたい」
 
ゲイズは、当事者二人と、セリトを交互に見やる。
異界の生物でも見るような目つきだ。
そして、何かひとつの結論を導き出したらしい。
 

「・・・少ねェよ。
 あと金貨2枚だ。
 それでチャラにしてやらァ。
 商売は許さねェ。
 オメェらみてェなのが混じるとそれこそ場が乱れらァ。
 とッとと去ね」
 

がっくりと肩を落とし、曲刀を鞘にしまう。
 
 
「期待して来て見りゃア、オツムの足りねェのが引ッかかってただけたァ、ナァ・・・」
 


ゲイズは完全に冒険者たちから興味を失ったようだ。
くるりと背を向ける。

「ちょ、アニキィ、こいつらコレでいいんですかい!?」

セリトに突き飛ばされたゴロツキは不満気だが。
 
「いいんだよ、面倒くせェ。
 アァ、おめェはこれで一杯やッてきな」

ゴロツキはゲイズから金貨を一枚受け取ると、ほくほく顔で喧騒の中に消えて行った。
数人がそれについて行く。
タカる気なのだろう。
他のゴロツキたちも、ゲイズが背を向けるのを見るとどこかへと去った。

ざわざわと遠巻きに見物していた者たちも、どうやら一段落ついたことがわかったらしく、また各々のことに戻って行く。
 
 
 
* * *
 
 
銀貨を渡され、ヘルターはおおいに破顔した。
予想外の収入である。
 
「へへへ、とんでもねえ、もうダンナを狙ったりなんてしねえよぉ。
 あんた、名のあるヒトなんでしょ、間違いねぇ。
 あたしゃヘルターってケチなコソ泥なんですがね」

もみ手をしながらパムを案内する。
 

裏通りを抜け、大きな建物の裏に出る。
古ぼけた扉がひとつある。
表は酒場になっているようだ。
ヘルターが何気なく扉に近寄りぼそりと呟くと、扉が開いた。


「へへ、このダンナが人探しをしてるって言うんでね」

ヘルターが、動物の蹄のような刺青を首筋に入れた男に言う。
 
「どこのどいつだ?」
 
窓口、ということなのだろう。
 

「カネ次第だな」
 
 
ぶっきらぼうに、男は言う。
 
 
 
 
---------------------
GMより:
 
金貨1枚を差し出したのですよね。
後2枚よこせ、と申しております。
そこで支払われれば、この場は収まります。
場所代というより、迷惑料、という感じでしょう。
 
パムは情報屋さんの前に連れてきてもらえました。
こちらは至ってビジネスライクでございます。

違和感溢れる手打ち。

>「...で、さすがに武器抜いて挨拶に来ました、
> ってワケには行かないだろうが
> ショバ代と目立った分の詫びなら支払う、
> ここはそれで引いてはくれんかね?」

セリトの余りに唐突な手打ち宣言。
そしてマルドルと私の立て続けの謝罪に、ゲイズの表情が目まぐるしく変わる。
混乱、当惑、そして失意。

>「・・・少ねェよ。
> あと金貨2枚だ。
> それでチャラにしてやらァ。
> 商売は許さねェ。
> オメェらみてェなのが混じるとそれこそ場が乱れらァ。
> とッとと去ね」
 
こちらに対してすっかり興味を失った体だ。

>「期待して来て見りゃア、オツムの足りねェのが引ッかかってただけたァ、
> ナァ・・・」

失望感も露わにこんな事まで口走る。
「期待して」という一節に、些かの疑問を感じる。
果たして一体我々の何に期待していたというのか?

***********************************

カーツェナルが先方の要求通りに2枚の金貨を手渡すと、
無粋者の一団は雑踏へと消えていった。
騒動がひと段落したとみなして、野次馬達は三々五々散っていく。

さて、これからどうするか。
個人的には先程の襤褸の詩人と話をしたい。
あの自作と思われる歌について詳しい話を聞きたいのだ。
無論、純粋な好奇心と憧れからである。
何時かは自分も彼の様に自作の歌を吟じる様になりたいのだ。

彼の家の場所は幸いにもセリトが聞き出してくれている。
マルドルとジェノも詩人に会いに行くと言うので、同行する事にした。
道すがら、ジェノとお互いの近況について情報交換をすればよいし、
マルドルには平素の服装について注意を喚起すればよかろう...

===================================

PLより:サクッとショートレス失礼でした。
     ガラフの行動としては、マルドル&ジェノに同行し、
     襤褸の詩人の家を訪ねます。
     道中、マルドルに先の行動と普段の服装について説教をします(笑)

流れ

>「で、挙句の果てには、手下ども集めて町の往来で段平振りかざして脅迫かい?

> さすがにそいつは真昼間の往来でやるには、町の皆さんの商売の邪魔になるだろう

> ギルドとしては、アガリも少なくなるし、ちと目立ちすぎだよな」


 ――そう。

 セリトは、ここまでは、このヒト達と真正面からやり合う気だった。

 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

>「ゴチャゴチャ言うなィ、早ェ話しがよォ、喧嘩ァ売りに来たンだろ?

> たかがショバ代で難癖付けて来てんナァ、そっちだぜェ?

> 喧嘩ァ上等だァ。

> こちとら舐められたら仕舞ェなんだよォ?」

 そう言い、ゲイズは曲刀を一回地面に突き立てて力を誇示しようと見せ付ける。

 ゲイズが再びそれを抜いた時。


 ――ほんの少しだけ、間を置いて。

    セリトはこう言った。


>「...で、さすがに武器抜いて挨拶に来ました、ってワケには行かないだろうが

> ショバ代と目立った分の詫びなら支払う、ここはそれで引いてはくれんかね?」


 ・・セリト?

 彼を見ると、先程までの企みを含むような笑みは消え、いつもの表情。

   
 ――――あ。

 
「ちょっと、行って来るね」
 
 そうジェノちゃんに告げ、貰った蜥蜴さんをベルトポーチにしまい込み、セリト達の所に歩み寄る。
 
 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――― 

>「・・・・あ?」

 セリトの予想外の台詞に、ゲイズが目を丸くして止まった。


>「アァ、ちィと待て。

> なんだァ、おめェ、俺にァさッぱり分からねェ。

> おめェ、ああ?」

 そこに、マルドル、そしてガラフが口を挟んだ形になった。

>「そちらさんに因縁をつけるつもりは無かった。許してはくれないか」

>「これに関して、改めて場所代を納めたい」


>「この町での取り決めを理解せずに演奏をしてしまい、申し訳ない。

> 遅くになり遺憾ではあるが、この場を借りてお詫びさせて頂きますぞ。

> 二人分の場所代は支払う故、何卒ご容赦願いたい」
 
 ゲイズは、マルドルとガラフの二人と、セリトを交互に見て、何か考え込んでる。

 やがて口を開き。

 
>「・・・少ねェよ。

> あと金貨2枚だ。

> それでチャラにしてやらァ。

> 商売は許さねェ。

> オメェらみてェなのが混じるとそれこそ場が乱れらァ。

> とッとと去ね」
 
 がっくりと肩を落とし、抜き身だった曲刀を鞘にしまうゲイズ。
 

 ――金貨二枚。

「あの・・これ」

 ベルトポーチから金貨を二枚取り出し、ボク達を囲んでいる居るヒトへと手渡す。

 その時、少しだけ、セリトの視線を感じた。

 
>「期待して来て見りゃア、オツムの足りねェのが引ッかかってただけたァ、ナァ・・・」
 
 ボク達から完全に興味を失ったようなゲイズは、くるりと背を向けた。


>「ちょ、アニキィ、こいつらコレでいいんですかい!?」

>「いいんだよ、面倒くせェ。

> アァ、おめェはこれで一杯やッてきな」


 ゴロツキはゲイズから金貨を一枚受け取ると、ほくほく顔で喧騒の中に消えて行った。

 数人がそれについて行く。

 タカる気なのだろう。

 他のゴロツキたちも、ゲイズが背を向けるのを見るとどこかへと去った。

 ざわざわと遠巻きに見物していた者たちも、

 どうやら一段落ついたことがわかったらしく、また各々のことに戻って行く。

 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

 そっとセリトの真っ赤なコートの袖を掴み、彼を見上げる。

 チラリと、視線が合う。
 

 ・・危険になるかもと、思い止まってくれたんだね。

 本当なら、あのまま暴れたかったんだよね、セリト。


 ありがとうなの、セリト。

 ごめんね・・

 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

 これからどうするか、という話になった。

 ジェノちゃんをマルドルとセリトに紹介する。


 ガラフとマルドル、そしてジェノちゃんはさっきの詩人さんを追うみたい。

 あの下位古代語での歌の意味を知りたいらしいなの。

 
 セリトは詩人さんには興味がないみたいで、ボクと一緒に食料の調達へと向かう事に。

 騒ぎの収まった通りは、再び活気を取り戻しつつあるみたい。

 少しばかり、こちらを気にするヒトもいるかもしれないけれど、そんなのはどうでもいい。


 ――今は少しでも、セリトの傍に居たい。

    今、ボクの中にある気持ちは、ただそれだけ。
 
 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

PL:セリトへのフォロー!

   前回の緊急変更で上手く台詞回しが出来なかったようなので、その辺りの描写をば!

   若干無理矢理ですが、カーツの存在が戦闘を仕掛けようとしていたセリトを抑えた描写へ。

   マルドル、ガラフ、ジェノはこれに関してノータッチでOKです!

 
   食料調達組は近くの屋台、または騒ぎを知らない屋台にて、手軽に食べれる品等を調達。

   (串焼きの肉や野菜をパンに挟んだもの等、お腹の膨れるものを五人分)

   また、可能であれば「宿の手配が出来るかどうかの有無を調べる」までやりたいです。

情報収集へ

 銀月のリーダーである紅いオオカミと、

 ピギーズのリーダー格のゲイズのやり取りが始まる。


 紅いオオカミの挑発の乗り、曲刀を一回地面に突き立てて応じようとしているゲイズ。

 しかし、銀月のリーダーは別の考えがあるのか、違う流れへと変えて来た。 


 >「ちょっと、行って来るね」

 そう言って仲間の所へと歩を進めるカーツ。


>「・・・・あ?」

 ゲイズは突如変わった流れに、目を丸くして止まった。

>「アァ、ちィと待て。

> なんだァ、おめェ、俺にァさッぱり分からねェ。

> おめェ、ああ?」


 理解が出来ないようだ。

 それもそうだろう、先程までどちらもやる気満々だったのだからねぇ。

 そこに、銀月の仲間のフォローが入った。
 

 ゲイズは当事者二人と、セリトを交互に見て、困惑顔。

>「・・・少ねェよ。

> あと金貨2枚だ。

> それでチャラにしてやらァ。

> 商売は許さねェ。

> オメェらみてェなのが混じるとそれこそ場が乱れらァ。

> とッとと去ね
 
 やっと結論を導き出したゲイズは、がっくりと肩を落とし、曲刀を鞘にしまった。


>「あの・・これ」

 それを聞いたカーツが、要求通りに2枚の金貨を手渡すと、

 ゴロツキは少し騒ぎはしたものの、ゲイズの指示通り雑踏へと消えていった。

 
 一段落したと判断したのか、町の雰囲気も戻りつつあった。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「お疲れ様」

 銀月の皆へ声を掛ける。


「や、ガラフ。 久しぶりだねぇ...元気だったかぃ?

 そちらのお嬢さんと...立派な狼のコートの方は初めましてだねぇ。

 私は"自由なるもの"ジェノ。 カーツの知り合いだよぉ」 

 そう言って、軽く挨拶を済ませる。


「いきなり巻き込まれてビックリしたけど、

 クク...まぁ、そんな事もあるよねぇ」

 少しばかり、苦笑しつつ。


 チラリとカーツを見ると、紅い狼を見上げて、何か言いたげ。

 ふむ......


「さっきの演奏、お見事だったよぉ、二人とも。

 そういや、あの詩人の情報、聞いてたねぇ?

 私も少し気になっているんで、追ってみようとは思っているんだが、二人も一緒にどうかねぇ?」

 そう言ってガラフと、紹介されたマルドルに提案する。


「そのまま家に帰ってるとも限らないし...

 一応この辺りで聞き込みでもしてみるかぃ?」

 毎日ここで演奏しているらしいし、何処へ向かった等は、もしかしたら知っているかもだしねぇ。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PL:ガラフ、マルドルに詩人の情報を集める提案を。

   近くの屋台の人にでも聞こうかと思います。

   そこの人達が面倒事を避けるようで、情報くれないようであれば、

   ジェノ単独で離れた場所ででも聞いて見ます。

   聞く事は「詩人の向かった先」、

   「歌詞にある"霧深き渓谷の底 緑萌ゆる草原の床"の場所の覚えがあるか」

   「詩人の住んでいる近くの川の生態系(mob関係)」、そんなところでしょうか。

  

   修正で何とかなって良かった!(゚∀゚

   セリトは暴れたかったでしょうねぇ...どこかで鬱憤晴らし出来るといいですね。


   え、私ではしないでね?!(゚∀゚;

二手に

一触即発だった雰囲気が一気に萎える。
金と共にゲイズは去り、煙に巻いたような形で収拾する。
カーツの渡した金貨を受け取って、奴らは雑踏へと消えた。

「期待されてもなあ。
 面倒くさいことになるに決まってるだろうさね」

奴らの背を見送って、ふっとため息をつく。

「リーダー、思いとどまってくれてありがとうよ」
水を注したことを詫びた。
「そのうち思い切り暴れられる時こよう。そん時は、止めはしないからな」

我ながら、宥めているか炊きつけてるのか分からないな。

そこへ、一人の人物が声をかけてきた。
さっきカーツと仲良く話してた御仁だ。
妖艶な衣装をまとう彼女――いや、彼、はジェノと名乗った。
聞けばガラフとも知り合いらしい。

「初めまして、だな。
 私はミスルトゥのマルドル。ガルガライスの出だ」

改めて、挨拶をした。


>「さっきの演奏、お見事だったよぉ、二人とも。

> そういや、あの詩人の情報、聞いてたねぇ?

> 私も少し気になっているんで、追ってみようとは思っているんだが、二人も一緒にどうかねぇ?」


「ふむ――なるほどな」

少しだけ、考え込む。

「私も気になってたんだよ。下位古代語の歌など、滅多に聴かないからな」

すぐに立ち去ってしまった詩人が、簡単に訳を話してくれるか分からないが、
尋ねるだけ尋ねてもよかろう。
ガラフも行くと言うし、この街には、もう来れない可能性は高い。
みすみす機会を失うのは惜しい。

カーツとセリトは、露店で食料探しを行うようだ。
ここで二手に別れるか――

「では、待ち合わせ場所を決めておくかね――
 そうだな、この辺りの冒険者の宿にめぼしをつけておけば、
 早々はぐれることはないと思うが、どうだろう。
 宿の場所と評判は、街の人に訪ねれば教えてもらえるしな」

「さっきの騒ぎで宿が取れそうにない時は――
 この近くの酒場で待ち合わせ、ということで、どうだろうか」

と、私はみんなに提案した。


PL>
二手に別れる前に、街の人に冒険者の宿の名前と場所を聞いておきますね。

で、さのさんの『宿の手配の有無の確認まで』の提案に乗る形になりますが、
ジェノガラフマルドルは詩人を追い
カーツセリト組で買い物と宿を抑える流れができればいいなあ、と思います。

この場で別れても、全員が宿の名と場所が分かってるので、
何かあった時、行き違いの時間を短縮できるかと。
先に宿を押さえて買い物するか、買い物してから宿を押さえるかは、
カーツとセリトの判断にお任せします。

もし宿が数件ある場合、一番治安の良い宿から廻って予約とすれば、
『宿をどこにするか、決まってから別れる』より時間のロスは防げます。

どうしても泊めてくれそうな宿が無い場合、
この近くの治安の良さそうな酒場で待ち合わせはどうか、と提案します。

next

金貨を受け取るのはゲイズだ。
下っ端たちではない。


ゴロツキたちは解散し、表通りは平常運行に戻ったと言えるだろう。

 

冒険者たちは今後のことを決める為に、情報収集に奔走することになる――

 

 

------------

GMより:

伸びてきたのでカテゴリを分けます。
次カテゴリを立てるますのでお待ちください。

情報が欲しい。

「所詮、草原妖精だ。名など有り様もないよ。」

 ヘルターにため息交じりで返事をする。

 

 もみ手をするのをわざわざとめたりはしないが、少し、面倒そうに表情には出す。

 

 酒場に来た。 

 

 

男にスッと金貨を一枚差し出す。

 

「手持ちが少なくてね・・・。これで聞ける範囲で構わない。

 

ジェノという美人を探している。

 

オランで踊り子をしていた・・・さらには神官で魔法使いにして精霊使いだ。

 

・・・悪いが分かってるのはそれだけだ。

 

あとは・・・アルト村からこっちの方向に来たらしいとしか分からなかった。」

 

 これが僕の知ってるじぇののすべて。

 

 このことに気づいた時は思わず笑ってしまった。

 

 僕の話をいつもニコニコと聞いてくれた。

 

 けれど僕はじぇののことをほとんど知らなかった。

 

(こんなんでパーティといえるかい?

なあ、そうだろ?じぇの。)

 

 だから、さがしている。

 

 一度きりのパーティはまだ組まれてすらいないのだ。

 

 

「・・・あと、これはよければ、だが、仕事があれば何か紹介してほしい。

さっきも言ったとおり手持ちが少なくてね。

 

ただ、探し人が明るい日の元を歩いているんだ。

顔見世できなくなるような仕事は勘弁、だ。」

 

 僕はわずかに肩をすくめ、フード代わりの布から目だけを覗かせた。

パム

うす暗い部屋の中で、ランタンの火だけが静かに灯っている。

 

「オランから来たのか。
 御苦労なことだな」


ジェノのことを問われると、少し考えて、男は答えた。

 

「この町にジェノってのは一人知っているが、オランの人間じゃないな。
 大体、魔術師で神官で精霊使いなんて人種は、この町にはいない。
 そうだな、1時間――いや、30分待ってもらおうか。
 ここでも、表の酒場でもいい。
 調べて報告しよう」

 

金貨は懐に入れる。

 

「仕事を探したきゃ、表の酒場に行きな。
 猪の蹄って店だ。
 所謂冒険者の店ってやつだな。
 小遣い稼ぎくらいなら出来るかも知れないぞ」

 

 

-----------------

GMより:

パムにお答えでーす。
パムは移動するまではこのカテゴリにしておきましょうか。

興味の喪失

カーツの渡した金貨を受け取り

こちらに対する興味を失ったらしいゲイズが去っていく

 

...なんと言うか、非常につまらない

予想以上に弱そうなのだ、チンピラもゲイズも...興味を失ったのはこちらも変わらない

裾を引いたカーツの手に気付いた以上、面白そうだという理由で街中で暴れるわけにも行くまい

 

一人気ままにやっていた時ならまだしも、今は《銀月》というパーティにいる

私がここで暴れて無法を押し通せば、カーツもガラフもマルドルも巻き添えになる

...何と言うか、難しいモノだ、盗賊ギルドもパーティも...

あるいは、もっと強ければこのようなつまらない事態も踏み潰せるのだろうか?

 

 

...一つため息をついて、気分を切り替えると今後の行動を相談する

これからどうするにしろ、ピギーズとモメたのはこの町での行動に多くの制約が掛かるだろう

どうせ街道の通り道でしかない以上、さっさと通り抜けてしまうのもいいが...

 

>「さっきの演奏、お見事だったよぉ、二人とも。

> そういや、あの詩人の情報、聞いてたねぇ?

> 私も少し気になっているんで、追ってみようとは思っているんだが、二人も一緒にどうかねぇ?」

>「私も気になってたんだよ。下位古代語の歌など、滅多に聴かないからな」

 

どうやら先程の詩人が気になる様子を見せている

無論、下位古代語である事は気付いていたが、私としてはあまり気にもならなかったのだが

まぁ、調べるならば、この時間では宿を取るしかあるまい

 
>「では、待ち合わせ場所を決めておくかね――
> そうだな、この辺りの冒険者の宿にめぼしをつけておけば、
> 早々はぐれることはないと思うが、どうだろう。
> 宿の場所と評判は、街の人に訪ねれば教えてもらえるしな」
>「さっきの騒ぎで宿が取れそうにない時は――
> この近くの酒場で待ち合わせ、ということで、どうだろうか」

 
妥当な所だろう
もっとも、マルドルの考える通り、この町の雰囲気と先程のやり取りから考えて
普通の宿を取れるとは思いにくい
 
「そうか...では、私とカーツで一応この周りの宿を当たってみよう
 ただし成果は期待するなよ、この町の雰囲気からしてピギーズに睨まれてまで
 私らに部屋を貸すような宿が早々あるとは思えん
 あったとしても、客の荷物に手をつけかねんような真っ当ではない宿になりかねん
 いざとなれば、郊外にテント張って一夜を過ごす事になるだろう
 大体この場所から手近な酒場を合流場所として行動するとしよう」
 
===============================================================

まつ

 僕は表の酒場に移動した。

 

 店の中の募集を物色しながら・・・。

 

 

PL:情報しゅーしゅー

 

&待ち?

 

手ごろな依頼あるー?

パム-next

表の酒場に出るには、一旦ここから出なければならない。


「戻って時は、名乗ればいい」

 

情報屋は、そう言ってパムを送り出した。

 

 

---------------

GMより:

ではパムもカテゴリ「01-町の中で」に移動します。