守られた地で

守られた地で

ルーシィの先導で、一行は奥地へと向かう。

警戒は怠らない。
ルーシィが敵に回るであろうことは、既に織り込み済みだ。

 

清流をさかのぼり、草原を抜け、一面白の花畑に出る。

その中心の小高い丘に、白く可愛らしい建物があった。


「あれです」


ルーシィの声は乾いている。

 

守護者、の姿は見えない。

 

小さな木の扉は、普通の家のように、人一人分の大きさだ。
細やかな花の装飾が彫り込まれている。
女性的な趣味が垣間見える。


「中に、半透明の石が浮いています。
 それを、出来るだけ早く破壊されますように。
 石からの波動が消えれば、守護者も正気に還ります」


ルーシィが複雑な身振りと共に、何かを詠唱する。
それが彼女たちの元々の言葉であるハーピィ語であることは、冒険者たちには分からない。


扉が一瞬光り、キィ、と軽い音を立てて開いた。

光が漏れる。


部屋の中心には台座があり、そこに数mにも及ぶ巨大な魔晶石が、ゆっくりと回転しながら浮かんでいた。

「急いで・・・急いで破壊を・・・・・

 あ・・・・・

 ああアアア!!

 ――――!!!!」


ルーシィが頭を抱え、うずくまり。

凄まじい高音域で悲鳴のような声を上げる。

 

同時に、この一帯を覆っていた歌声が、消えた。

大地を揺らす地響きと、大気を震わす羽音。

 

正気を失ったルーシィの目が、冒険者たちを射抜く―――

 

 

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GMより:


進行の都合もあり、場面を転換させていただきました。
カテゴリ「06-守られた地で」にチェックを入れて投稿してください。

 

皆さま色々お気づきになっておられますので、1Rのボーナスラウンドを設けます。
また、扉を開けている最中に補助魔法をかけたことにして構いません。

魔晶石の破壊に時間をかけると、空を飛ぶフェザーフォルクたちがまず到着し、さらに時間をかけると巨人たちが到着するだろう、と予想されます。
少なくとも1分やそこらでフェザーフォルクたちは集まって来ないだろう、とは思えますが、5分はかからないだろう、とも思えます。

1Rを使って先制攻撃をするもよし、
礼拝堂に飛び込んで扉を閉めるもよし、
手分けするもよし、です。
その間にルーシィがバーサクするものとお考えください。

扉(というよりもこの建物)には既に施錠系の魔法がかけられており、上書きが難しいことは予想できます。

行動宣言をお願いいたします。
最低限いただきたいのは、以下の2点です。
・戦闘開始前の補助魔法などの宣言、及びダイス
・1R目の宣言、及びダイス

もし2R目以降の行動も決まっているようでしたら、それもお願いいたします。
大まかな流れが決まってきましたら、オートにて戦闘処理をさせていただきます。

狂気の時間の始まり

私達の申し出に応えてくれたルーシィは、それでも拘束を断り。
私達は緊張を帯びながら、彼女の案内に従っていく。

彼女は――彼女は、まるでもう、すでに覚悟をしている。

だから私は、問わずにはいられなかった。
「ここでの時間の中で、あなたに、幸せな時間はあったのか?
 あなたにとっての幸せとは――」

我々のもたらす『開放』でしか、なかったのだろうか。

そして彼女に案内された礼拝堂は、あまりに可愛らしい様相だった。
少女趣味と言ってもいい、細やかな拵えの建物。
それが、彼女達を縛り付けている魔力の源なのだと思うと、
禍々しくもおぞましい違和感を覚えるものだった。

扉はやはり、フェザーフォルクの言葉でなくては反応しない代物。
説明を受けたとおり、中には輝く巨大な魔法の石。


――と。

ルーシィが苦しみだす。
「やはり、『守護者』は案内人か!」

しかも歌まで止まった。
あの足音、あの羽音――
そうか――

「くそっ! そういうことかっ!
 正気を失った巨人と妖精達に、先人は殺されたんだ!」

歌が蘇り、元に戻った彼らを、どんなにつらい悲しみを襲っただろう。
どんなに深く後悔しただろう――。

レディ・マドンナ――生命を弄ぶ、えげつないモノを創りやがって!

「あんたを殺したくないんだ、おとなしくしてくれ!」

時間がない――正気を失ったルーシィを、抑えなければ!


PL>
日記あげ!

守護者の正体。

ジェノは、はっきりと断定した。

>「彼女が守護者である可能性が高い」

「...やはり、そうか...」

それは口にしたく無かった肯定の言葉。
だが、認めざるを得ない。
全ての情報、全ての状況がルーシィが守護者であると言っている。

ジェノとマルドルは道具のやり取りを始め、粛々と有事に備える。
自分も、覚悟せねばならない...

***********************************

話し合いを終え、ジェノがルーシィを問い詰める。マルドルも言葉を添える。
全ては悲しい戦いを事前に避ける為。無駄な血を流さない為。
しかし。

>「これ以上は、お話することが出来ないのです。
> 申し訳ありません」

ルーシィは答えない。いや、答えられないのだろう。

>「礼拝堂の扉は、この地に住まう者がある一定の詠唱を行うことで
> 開くことが出来ます。
> それは私である必要はありません」

そして礼拝堂の扉はフェザーフォルクでないと開けられないらしい―――

***********************************

ルーシィの先導に従い谷の奥へ進む。
一歩一歩が重い。それはけして疲労の為だけではない。
皆、一様に堅い表情をしている。おそらく、自分もだろう。

一面を白い花畑に囲まれた小高い丘。
その頂上に、礼拝堂は存在した。

>「あれです」

守護者らしき者の姿は見当たらない。
やはり...

礼拝堂の女性的で愛らしい作りが殊更忌々しく思えてきた。
レディ・マドンナ。
何が慈悲深き創造主か!!

>「中に、半透明の石が浮いています。
> それを、出来るだけ早く破壊されますように。
> 石からの波動が消えれば、守護者も正気に還ります」

それは一筋の光明だった。
石を破壊すれば、守護者は正気に戻ると云うのか?

「承知した。出来る限り速やかに、破壊しよう」

と、ルーシィが扉を開錠すべく、合言葉らしきものを唱えた。
扉は一瞬輝くと、やがて軽い音を立てて自然に開く。
扉から光が漏れ、中の様子が見えた。
中心の台座の上に浮遊している巨大な魔晶石。
あれを、砕けばいいのか!

>「急いで・・・急いで破壊を・・・・・

> あ・・・・・

> ああアアア!!

> ――――!!!!」

突如凄まじい悲鳴を上げて蹲るルーシィ。

「これは!守護者としての束縛が作動したのか!?」
 
>「やはり、『守護者』は案内人か!」

マルドルの叫びが皆の心情を代弁した。
そして気づく。
ルーシィの悲鳴をきっかけに、谷に流れる歌が消えた事に。
続けて聞こえてきたのは、大量の羽音と、深い地響き。

>「くそっ! そういうことかっ!
> 正気を失った巨人と妖精達に、先人は殺されたんだ!」

「なるほどな。谷に住まう者全てが守護者か...」

随分と大掛かりな仕掛けだ。
そもそもそこまでしてこの谷を守護する必要があったものか?
レディ・マドンナに対する激しい嫌悪に、胸が焼かれそうになる...

ぎろり。
いつの間にか物言わなくなったルーシィの瞳に見据えられた。
そこに正気の光は、もう見られない。

>「あんたを殺したくないんだ、おとなしくしてくれ!」

それはマルドルの魂の声。
そして、自分も。

「助けて見せる!だから、ここは抑えさせて貰うぞ!」

マルドルと共に瞳に狂気を宿した守護者ルーシィに対峙する。

「此処はワシとマルドルが受け持つ。
 カーツ、ジェノよ!
 魔晶石の防壁は任せた!お主等にしか出来ん仕事じゃ」

大きく息を吸い、力の限り宣言する。

「光の神の信徒として、この様な、命を弄び愚弄する遺跡、
 断じて許しておかぬ!ワシは断じて許さぬぞ!!」

必ず、この歪んだ楽園に終止符を討ってみせる!

「ラーダよ、我等にご加護を!」

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PLより:具体的行動はPL相談所にて。ここは描写のみです。
     ざっくばらんでスミマセン(汗)

守られた地で-2

ルーシィが扉の封印を解除している間に、ジェノは補助魔法を施す。
カーツはネットを用意し、いつ襲われても大丈夫なようにしている。

マルドルとガラフは、襲撃に備えて臨戦態勢だ。

 

ルーシィの変貌と共に、全員が動いた。


カーツがネットを投げるも、慌てていたのか狙いは定まらない。
ジェノは続けて補助魔法を施し、それに応じてマルドルとガラフが飛びかかる。

組み伏して動きを封じ込めようというのだ。

 

マルドルはルーシィを押し倒すことに成功した。


妖精とは思えぬ膂力を感じる。
押さえ込むにも苦労しそうだ。
ルーシィは短剣を抜き、マルドルを害そうとする。
理性の感じられない雄たけびを上げながら。

ガラフは揉み合う二人を前に、機を伺う。

ジェノとカーツは巨大な魔晶石の近くまで来た。
ぶぅん、と重い震動が伝わる。
魔力を引き出すことは出来そうだ。
解呪に成功すれば、この事態から脱することが出来る―――

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GMより:

戦闘前行動:
 ジェノ:カンタマ>ガラマル

1R結果:
 22ジェノ:プロテク>ガラマル
 18カーツ:ネット>ルーシィ ハズレ
 16ルーシィ:バーサク
 0マルドル:組み合い>ルーシィ 成功・組み合い状態
 0ガラフ:キャンセル

ジェノ:MP7/22
ルーシィ:【バーサク】攻撃打撃+2、回避-4【組み合い】
マルドル:【プロテク】【カンタマ】【組み合い】
ガラフ:【プロテク】【カンタマ】

2R行動宣言:
 22ジェノ:礼拝堂へ
 18カーツ:礼拝堂へ
 18マルドル:
 16ルーシィ:攻撃>マルドル
 12ガラフ:

ディスペルは3R目から実行できます。

マルドルとルーシィが組み合い状態になっています。
マルドルは攻撃、締め、押さえ込み、組み合いからの脱出を行うことが出来ます。
組み合い=押さえ込んでいる、というわけではないことにご注意ください
ルーシィは押さえ込まれたり、締められたら脱出を試みますが、そうでなければマルドルにひたすら攻撃することになります。

ガラフは組み合っている二人に手を出す場合、組み合いのルールに準じてダイスを振る事になります。
つまり、マルドルに攻撃してしまう可能性や、ルーシィを回復させてしまう可能性があるということです。
宣言にあった「口に布を押しこむ」は、頭狙い扱いの攻撃とさせていただきます。命中すれば成功します。相手が転倒しているので、差し引き-2のペナルティになります。

チャットであったロープで縛る、というのは、ガラフもマルドルもロープを持っていないので今は実行できませんが、カーツからロープをもらえば挑戦できます。
ロープを持ったPCが2R連続で「押さえ込み」判定に成功すれば縛れるものとしましょう。
ルーシィが筋力を使う判定をする場合には、バーサクにより+2のボーナスが付きます。

上記を鑑みて、2R以降の行動宣言をお願いいたします
主にGMが知りたいのは、押さえ込み路線を継続するのか、ダメージが蓄積した時はどうするのか、ルーシィのHPが0以下になった時どうするのか(0以下になっても気絶しないので)、といった辺りです。
また、カーツとジェノは、6ゾロが出るまでディスペルダイスを振って下さい
6ゾロが出たラウンドまで戦闘が継続します。

守られた地で-3

マルドルとルーシィのキャットファイトが始まった。

信じられない膂力でマルドルを押し返し、力任せに振るうナイフはマルドルを徐々に傷付ける。

ガラフはカーツからロープを受け取ると、マルドルの様子を伺いながら、うまくロープを渡すことに成功する。
その後はキュアの準備だ。
口に布を押しこむ暇は見つけられない。


カーツとジェノは、魔晶石の前に立つと、呪文の詠唱を開始した。
強固な魔法の防御をなかなか打ち破る事は出来ない。
魔力は無尽蔵だが、時間は足りない。


ルーシィを傷つけぬよう気を付けながら戦えるのは、マルドルの技量とガラフの奇跡があってこそのことだ。

 

だが。

 

時間が経ち過ぎた。

 

血走った目をしたフェザーフォルクが、続々と戦場に到着する―――!

 

 

 

覆いかぶさるように次々と襲いかかるフェザーフォルクたち。
彼らの正気はどこかへとかき消され、マルドルは大気に充満するヒューリーを感じざるを得ない。


空中から無数のウィスプが二人目掛けて放たれようとした時、

 

 

―――――魔晶石が墜落し、砕け散った。

 

 

 

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GMより:

40Rまで怒涛の戦闘処理。
見事耐えきりました、おめでとうございます!

皆さんが取った手段は間違っておりませんので、最適化して戦闘を終了させていただきました。

最終的に、フェザーフォルクがひとり気絶、ルーシィは残り3(FFによる誤射!)。

マルドルHP14、ガラフHP11MP9

という結果でした。
精霊魔法は使用されませんでした。
じ、GMが面倒になったからとかじゃないんだからね!

ガラフが3回、マルドルが1回1ゾロを振っています。
カーツも2回振ってますね。

これらは1ゾロ経験点発行しますのでカウントしておいてください。


というわけで、戦闘終了です。
カテゴリ移動して、エンディングに向けて日記を投下していきたいと思います。

戦闘の様子、魔法が決まらない苛立ちなんかをこちらのカテゴリに記事として投下していただけるとGMは嬉しいです。

 

11:57:34 たいまんGM 38R分やるぞー

11:57:59 たいまんGM 2R

11:58:12 たいまんGM マルドル押さえ込み 2d+5 Dice:2D6[3,6]+5=14

11:58:49 たいまんGM ルーシィは固定値15

11:59:08 たいまんGM マルドル回避 2d+4 Dice:2D6[2,1]+4=7

12:00:03 たいまんGM 防御 r13+4 Dice:R13[4,5:5]+4=9

12:00:36 たいまんGM マルHP18/19

12:00:46 たいまんGM ガラフロープ受取

12:01:08 たいまんGM 3R、ここから40Rまでディスペル繰り返し

12:01:24 たいまんGM マルドル押さえ込み 2d+5 Dice:2D6[6,6]+5=17

12:01:40 たいまんGM ルーシィキャンセル

12:02:32 たいまんGM ガラフ d Dice:1D6[1]=1

12:02:44 たいまんGM 4R

12:03:01 たいまんGM 押さえ込み脱出 2d+5 Dice:2D6[1,3]+5=9

12:03:19 たいまんGM 5R マル 2d+5 Dice:2D6[6,5]+5=16

12:03:38 たいまんGM 6R 脱出 2d+5 Dice:2D6[4,5]+5=14

12:03:53 たいまんGM 7R マル 2d+5 Dice:2D6[1,2]+5=8

12:04:04 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[2,1]+4=7

12:04:10 たいまんGM r13+4 Dice:R13[2,2:2]+4=6

12:04:21 たいまんGM マルHP14/19

12:04:32 たいまんGM 8R マル 2d+5 Dice:2D6[6,3]+5=14

12:04:43 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[2,1]+4=7

12:04:49 たいまんGM r13+4 Dice:R13[3,2:3]+4=7

12:04:58 たいまんGM マルHP11/19

12:05:08 たいまんGM 9R マル 2d+5 Dice:2D6[4,5]+5=14

12:05:15 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[1,2]+4=7

12:05:20 たいまんGM r13+4 Dice:R13[3,4:4]+4=8

12:05:27 たいまんGM マルHP9/19

12:05:47 たいまんGM ガラフキュア d Dice:1D6[1]=1

12:05:50 たいまんGM 2d Dice:2D6[5,1]=6

12:05:56 たいまんGM r10+5 Dice:R10[3,2:2]+5=7

12:06:22 たいまんGM マルHP16/19 ガラMP21/24

12:06:34 たいまんGM 10Rマル 2d+5 Dice:2D6[4,3]+5=12

12:06:39 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[6,2]+4=12

12:06:45 たいまんGM r13+4 Dice:R13[3,3:3]+4=7

12:06:53 たいまんGM マルHP13/19

12:07:04 たいまんGM 11Rマル 2d+5 Dice:2D6[2,4]+5=11

12:07:14 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[6,6]+4=16

12:07:25 たいまんGM 12Rマル 2d+5 Dice:2D6[6,4]+5=15

12:07:39 たいまんGM 13R脱出 2d+5 Dice:2D6[3,6]+5=14

12:07:59 たいまんGM 14Rマル 2d+5 Dice:2D6[4,1]+5=10

12:08:06 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[6,4]+4=14

12:08:30 たいまんGM 15Rマル 2d+5 Dice:2D6[1,5]+5=11

12:08:36 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[5,4]+4=13

12:08:51 たいまんGM 16Rマル 2d+5 Dice:2D6[4,1]+5=10

12:08:59 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[3,3]+4=10

12:09:06 たいまんGM r13+4 Dice:R13[4,6:6]+4=10

12:09:14 たいまんGM 17Rマル 2d+5 Dice:2D6[5,3]+5=13

12:09:20 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[1,5]+4=10

12:09:31 たいまんGM r13+4 Dice:R13[6,6:7]+4=11

12:09:43 たいまんGM 18Rマル 2d+5 Dice:2D6[3,3]+5=11

12:09:48 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[6,3]+4=13

12:09:57 たいまんGM 19Rマル 2d+5 Dice:2D6[4,6]+5=15

12:10:12 たいまんGM 20R脱出 2d+5 Dice:2D6[2,5]+5=12

12:10:24 たいまんGM 21Rマル 2d+5 Dice:2D6[3,1]+5=9

12:10:29 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[1,1]+4=6

12:10:36 たいまんGM r13+3 Dice:R13[2,3:3]+3=6

12:10:46 たいまんGM マルHP9/19

12:10:51 たいまんGM ガラフキュア d Dice:1D6[1]=1

12:10:59 たいまんGM 2d Dice:2D6[1,2]=3

12:11:02 たいまんGM r10+5 Dice:R10[2,6:4]+5=9

12:11:18 たいまんGM ガラMP19/24 マルHP18/19

12:11:25 たいまんGM 22Rマル 2d+5 Dice:2D6[5,3]+5=13

12:11:31 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[5,3]+4=12

12:11:36 たいまんGM r13+3 Dice:R13[4,6:6]+3=9

12:11:42 たいまんGM マルHP17/19

12:11:57 たいまんGM 23Rマル 2d+5 Dice:2D6[4,5]+5=14

12:12:03 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[4,2]+4=10

12:12:07 たいまんGM r13+3 Dice:R13[5,5:6]+3=9

12:12:15 たいまんGM マルHP16/19

12:12:36 たいまんGM 24Rマル 2d+5 Dice:2D6[5,5]+5=15

12:12:48 たいまんGM 25R脱出 2d+5 Dice:2D6[4,4]+5=13

12:12:57 たいまんGM 26Rマル 2d+5 Dice:2D6[3,6]+5=14

12:13:04 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[3,2]+4=9

12:13:09 たいまんGM r13+3 Dice:R13[5,5:6]+3=9

12:13:16 たいまんGM マルHP15/19

12:13:23 たいまんGM 27Rマル 2d+5 Dice:2D6[5,6]+5=16

12:13:31 たいまんGM 28R脱出 2d+5 Dice:2D6[5,2]+5=12

12:13:39 たいまんGM 29Rマル 2d+5 Dice:2D6[1,4]+5=10

12:13:46 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[4,6]+4=14

12:13:55 たいまんGM 30Rマル 2d+5 Dice:2D6[6,1]+5=12

12:14:00 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[6,1]+4=11

12:14:08 たいまんGM r13+3 Dice:R13[6,3:5]+3=8

12:14:16 たいまんGM マルHP13/19

12:15:14 たいまんGM 31R 増援A>ガラフ

12:19:19 たいまんGM マル 2d+5 Dice:2D6[4,1]+5=10

12:19:26 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[6,5]+4=15

12:21:19 たいまんGM 休止

* たいまんGMさんが退出しました。

* たいまんGMさんが入室しました。

12:30:59 たいまんGM やってしまおう。

12:34:12 たいまんGM A弓>ガラフ 2d+4 Dice:2D6[1,1]+4=6

12:34:21 たいまんGM r24+3 Dice:R24[6,2:7]+3=10

12:34:48 たいまんGM ガラ弓>A 2d+5 Dice:2D6[1,4]+5=10

12:35:42 たいまんGM r26@10+5 Dice:R26@10[6,5:9][4,2:5]+5=19

12:36:13 たいまんGM Σ AHP0/19

12:36:25 たいまんGM 32Rマル 2d+5 Dice:2D6[5,1]+5=11

12:36:30 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[3,4]+4=11

12:36:37 たいまんGM r13+3 Dice:R13[5,5:6]+3=9

12:36:43 たいまんGM マルHP12/19

12:36:56 たいまんGM A弓>ガラフ 2d+4 Dice:2D6[4,3]+4=11

12:37:16 たいまんGM r26@10+5 Dice:R26@10[2,1:2]+5=7

12:37:47 たいまんGM ガラHP19/22

12:38:06 たいまんGM B槍>ガラフ 2d+4 Dice:2D6[2,1]+4=7

12:38:33 たいまんGM 間違い r24+3 Dice:R24[3,3:5]+3=8

12:38:42 たいまんGM ガラHP20/22

12:38:53 たいまんGM r24+3 Dice:R24[2,4:5]+3=8

12:39:03 たいまんGM ガラHP18/22

12:40:29 たいまんGM ガラ斧>B 2d+4 Dice:2D6[1,3]+4=8

12:40:33 たいまんGM r16@11+5 Dice:R16@11[4,2:4]+5=9

12:40:49 たいまんGM BHP10/12

12:41:10 たいまんGM 33Rマル 2d+5 Dice:2D6[5,1]+5=11

12:41:23 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[5,2]+4=11

12:41:30 たいまんGM r13+3 Dice:R13[3,3:3]+3=6

12:41:42 たいまんGM マルHP8/19

12:41:49 たいまんGM A 2d+4 Dice:2D6[3,1]+4=8

12:41:56 たいまんGM B 2d+4 Dice:2D6[6,6]+4=16

12:42:04 たいまんGM r24+3 Dice:R24[2,5:6]+3=9

12:42:12 たいまんGM ガラHP17/22

12:42:20 たいまんGM C 2d+4 Dice:2D6[1,1]+4=6

12:42:26 たいまんGM r24+3 Dice:R24[4,6:8]+3=11

12:42:36 たいまんGM ガラキュア d Dice:1D6[3]=3

12:42:40 たいまんGM 2d Dice:2D6[4,1]=5

12:42:44 たいまんGM r10+5 Dice:R10[5,2:3]+5=8

12:43:07 たいまんGM マルHP16/19 ガラMP17/24

12:43:19 たいまんGM 34Rマル 2d+5 Dice:2D6[6,2]+5=13

12:43:31 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[5,1]+4=10

12:43:38 たいまんGM r13+3 Dice:R13[4,5:5]+3=8

12:43:43 たいまんGM マルHP14/19

12:44:20 たいまんGM ABC>ガラ9以上避け 6d Dice:6D6[4,2,3,2,1,5]=17

12:44:30 たいまんGM r24+3 Dice:R24[6,1:6]+3=9

12:44:36 たいまんGM r24+3 Dice:R24[3,3:5]+3=8

12:44:41 たいまんGM r24+3 Dice:R24[6,1:6]+3=9

12:44:51 たいまんGM ガラHP13/22

12:45:20 たいまんGM 増援D d Dice:1D6[1]=1

12:45:46 たいまんGM 2d+4 Dice:2D6[5,3]+4=12

12:45:57 たいまんGM r13+3 Dice:R13[1,4:3]+3=6

12:46:07 たいまんGM マルHP10/19

12:46:14 たいまんGM ガラキュア d Dice:1D6[1]=1

12:46:18 たいまんGM 2d Dice:2D6[3,6]=9

12:46:22 たいまんGM r10+5 Dice:R10[5,1:3]+5=8

12:46:29 たいまんGM r10+5 Dice:R10[5,3:4]+5=9

12:47:03 たいまんGM マルHP19/19 ガラHP21/22MP13/24

12:47:15 たいまんGM 35Rマル

12:47:19 たいまんGM 2d+5 Dice:2D6[1,5]+5=11

12:47:38 たいまんGM d Dice:1D6[4]=4

12:48:41 たいまんGM 回避 2d+4 Dice:2D6[2,4]+4=10

12:48:44 たいまんGM r13+3 Dice:R13[1,3:2]+3=5

12:48:57 たいまんGM マルHP14/19

12:49:17 たいまんGM ABC>ガラ 6d Dice:6D6[4,5,5,1,4,5]=24

12:49:25 たいまんGM r24+3 Dice:R24[4,4:7]+3=10

12:49:42 たいまんGM ルーシィHP10/12

12:49:54 たいまんGM 間違いHP9/12

12:50:16 たいまんGM 36Rマル 2d+5 Dice:2D6[2,3]+5=10

12:50:28 たいまんGM 2d Dice:2D6[6,3]=9

12:50:49 たいまんGM 回避2回 4d Dice:4D6[6,6,2,5]=19

12:50:55 たいまんGM r13+3 Dice:R13[5,3:4]+3=7

12:51:01 たいまんGM maru HP11/19

12:51:37 たいまんGM ガラ3体 6d Dice:6D6[3,4,1,3,6,6]=23

12:51:44 たいまんGM r24+3 Dice:R24[1,4:4]+3=7

12:51:48 たいまんGM r24+3 Dice:R24[2,4:5]+3=8

12:52:09 たいまんGM ガラHP16/22

12:52:18 たいまんGM ルーシィHP6/12

12:52:42 たいまんGM 37Rマル 2d+5 Dice:2D6[6,3]+5=14

12:53:05 たいまんGM 2d Dice:2D6[4,1]=5

12:53:16 たいまんGM 回避2回 4d Dice:4D6[5,3,3,6]=17

12:53:25 たいまんGM r13+3 Dice:R13[5,5:6]+3=9

12:54:02 たいまんGM マルHP10/19

12:54:17 たいまんGM ルーシィHP3/12

12:54:35 たいまんGM ガラ4体 8d Dice:8D6[3,1,5,6,3,6,2,1]=27

12:54:45 たいまんGM r24+3 Dice:R24[1,2:2]+3=5

12:54:50 たいまんGM r24+3 Dice:R24[3,3:5]+3=8

12:55:01 たいまんGM ガラHP9/22

12:55:11 たいまんGM ガラキュア d Dice:1D6[1]=1

12:55:17 たいまんGM 2d Dice:2D6[3,5]=8

12:55:21 たいまんGM r10+5 Dice:R10[5,3:4]+5=9

12:55:24 たいまんGM r10+5 Dice:R10[6,4:5]+5=10

12:55:47 たいまんGM マルHP19/19 ガラHP19/22MP9/24

12:56:51 たいまんGM 38R

12:58:01 たいまんGM マル3体 6d Dice:6D6[6,3,2,1,6,5]=23

12:58:06 たいまんGM r13+3 Dice:R13[3,1:2]+3=5

12:58:15 たいまんGM マルHP14/19

12:58:46 たいまんGM ガラ4体 8d Dice:8D6[2,5,4,6,2,2,1,1]=23

12:58:59 たいまんGM r24+3 Dice:R24[3,5:7]+3=10

12:59:03 たいまんGM r24+3 Dice:R24[1,5:5]+3=8

12:59:09 たいまんGM ガラHP17/22

12:59:31 たいまんGM 39R マル4体 8d Dice:8D6[6,2,4,6,4,3,6,4]=35

12:59:53 たいまんGM ガラ5体 10d Dice:10D6[1,3,2,3,4,1,2,6,2,5]=29

13:00:08 たいまんGM r24+3 Dice:R24[6,3:7]+3=10

13:00:12 たいまんGM r24+3 Dice:R24[6,1:6]+3=9

13:00:16 たいまんGM r24+3 Dice:R24[1,2:2]+3=5

13:00:40 たいまんGM ガラHP11/22

13:01:06 たいまんGM 40R 終了

解呪

 礼拝堂へ飛び込み、急ぎ杖を構える。

《宿りし力、精神の輝き、魔力の源・マナよ》

 ――成功させなきゃ。

 この巨大な魔晶石を使えば、何度だって挑戦は出来るなの。


 巨大な魔晶石は台座の上に浮かび、ゆったりと回転しながら佇んでいる。 

 
《秘めたる魔力の理よ、我が導きにより始源の元へと去れ! "ディスペル・マジック!"》

 古代語魔法を扱えるようになったばかりのボクと、

 これほどの広い空間と、魔晶石を生み出す古代魔術師の魔力。


 到底叶う訳もないけれど、それでも。

 奇跡を信じるしかないなの。


 
 ―――セリト・・・・


 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――― 

 何度も何度も。

 何度も何度も。

 繰り返し魔法をジェノちゃんと掛け続ける。
 
 その度に弾き返されるボク達の魔法。

 強大な魔力。


 上手くマナを練れたと感じても、それでも遠く及ばないなの。


 時間は経っていく。

 地鳴りと羽音はどんどんと近付いて来る。


 辺りに溢れかえるヒューリーの気配。


 時間がない・・・

 
 焦ると上手く魔力が練れない。

 外の雰囲気に吞まれて、何度か詠唱を失敗したなの。


 それでも何度も。

 繰り返し詠唱する。

 この地を・・・開放しなきゃ。

 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――― 

 どれ位続けただろう。

 時間の感覚も判らなくなるくらい、繰り返し魔法を唱えた。

 どれだけ魔法を使っても、目の前の魔晶石は色褪せる事もなく浮遊を続ける。

 


 外から、ルーシィさんとはまた違う叫びが聞こえる。

 マルドルとガラフさんは無事なの?


 余計な事を考えてる暇はないのかもしれない。

 でも――


 


 ジェノちゃんから発せられる、力ある言葉。

 どんな魔法も屈してしまう程の、力ある魔力。


 その瞬間。 


 ―――魔晶石が力を失い、墜落して砕け散った。

 ――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

PL:ジェノちゃん頑張った!!

砕け散る巨大な魔力

 巨大な魔晶石を前に、杖を構える。

 カーツも詠唱開始した。

 古代魔術師の魔力に叶うとは到底思えないが...

 もう、やるしかないんだ。


 詠唱を繰り返し、放つ。

 巨大な魔晶石は何事もないように佇み、浮遊を続ける。


 何度も繰り返し放つ。

 羽音と地響きはどんどん近付いて来る。


 急がなくては。

+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:

 お互いの様子を見ながら、何度も詠唱を繰り返す。 

 通常では到底有り得ない程の魔力を消費する。

 だがそれは全て、目の前の魔晶石から消費出来る。

 こちらは魔力を打ち消す事のみに集中するしかない。

 

 外にヒューリーが溢れかえっている。

 
 複数の気配も感じる。

 何人かのフェザーフォルクが到着してしまったか。

 急がなくてはマルドルとガラフが危ない。


 
 カーツがヒューリーに圧倒され始めてる。

 無理もない、精霊の存在に目覚めた後は急激に成長するほどの娘だ...

 

 自由を奪われた者達の気配が近付いて来る。

 狂ったヒューリーが押し寄せて来る。

 


 輝きを保ったまま、浮遊を続ける魔晶石。

 


 ――忌々しい。

 捻れた運命を弄ぶ魔力め!

 


 杖を握り締め、力ある言葉を解き放つ。

 魔晶石が、反応する。

 

 重く響いていた音が止み。

 ほんの一瞬の静寂の後。

 
 膨大な魔力を放ちながら、魔晶石は砕け散った。 

+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:

PL:砕けたようです。

   38Rとかヒヤヒヤしましたよ...(゚∀゚;

果てしない戦い。

機先を制したマルドルはルーシィに掴みかかり、組み合う事に成功する。
ルーシィを何らかの手段で拘束出来れば傷つけずに済むのでは?
そう思い立ち、カーツェナルの元へと全力で駆け込み、ロープを借りて戻る。

しかし、狂戦士と化したルーシィは尋常ならざる膂力で、
押さえ込もうとするマルドルを避けながら、短剣を抜いて襲い掛かる!
どうにかロープを渡す事は出来たが、激しく組み合う二人を前に、
迂闊な行動を取る事は出来ない。
止むを得ず、マルドルが負傷した時の為に《癒し》の祈りを準備しておく。

身体中に紅い線を走らせながら、懸命にルーシィを抑えるマルドル。
何回か《癒し》を掛けるが、この状態は何時までも続けられない。

「このままでは危険じゃ。カーツ、ジェノよ!早く!」

礼拝堂で古代の防壁と戦っているであろう二人に叫ぶ。
しかし、状況に変化は見られない。
いや、変化は現れた。
最も好ましくない変化が。
聞こえて来たのは翼が風を切る音。
視界に飛び込んでくる有翼の人影。
フェザーフォルク。
懸念していた、守護者の増援が来てしまったのだ...

***********************************

「ええい、仕方あるまい!ワシは増援の迎撃に移る!
 マルドル、ルーシィは引き続き頼んだぞ!
 《癒し》はちゃんと掛けるから安心せい!
 ただ、他の守護者は死なせない程度にやらせて貰う、
 到底傷をつけずに何とかやり過ごす余裕はないでの!」

マルドルに大雑把に宣言し、弓を構え矢を番える。
本当は石弓が欲しい所を経済上の理由から仕方なく選んだ長弓だったが、
連射が効くのはこういう状況下では随分と助かる。
気がつけばよく使用し、お気に入りとなっている。

「当たれよ!」

気合と共に矢を放つ。
放たれた矢は十分な勢いで進んでいき、新たな守護者の胸に強かに刺さった。
我ながら、改心の一撃だった。
だが、通常なら即死してもおかしくない一撃を受けながら、
尚も守護者は弓を構え、お返しとばかりに矢を射ってきたのだ!

「なんと頑丈な!これが狂戦士か...」

矢が命中するが、鎖帷子のお陰でごく浅い傷で済む。
矢を射返す余裕はない。二人の増援が、今度は槍を突き込んで来たからだ。

「ええい次から次へと!」

弓を捨てて手斧と小盾を構える。
前回の迷宮探索で手に入れた"葬送の斧"。
まさか、初めての実戦相手が生きた妖精とは思わなかった...

盾で受け流し、斧で弾き返す。隙があれば反撃する。
しかし、相手の数が多過ぎた。
守護者の数はじわじわと増えていく。
全てを凌ぐには到底手数が足りない。
幸い、頑丈な鎖帷子のお陰で致命傷は避け、ごく浅い傷しか受けていない。
しかし、浅い傷でも数を重ねれば血が流れ、確実に体力を奪っていく。

気がつけばマルドルの方にも増援が来ている。
増援はルーシィの事などお構いなしに突き掛かっていく。
マルドルは勿論、ルーシィにまで傷が増えていく。
《癒し》を掛け続けるが、これではじり貧は必至だ...

すると。
業を煮やしたのか、ルーシィ以外の全ての守護者が、一斉に呪文の詠唱に入る。
具体的な言葉の内容は判らないが、聞きなれた精霊語なのは分かった。
ぼんやりと闇に浮かび上がる青白い球体。
あれを一斉に喰らったら、まずい!!

「いかん、これ以上は持ち堪えられん!」

そう叫びながらも、自分とマルドル、ルーシィの分の《癒し》を準備する。

しかし、これは流石に駄目かもしれんな...
一瞬、死を覚悟したその時―――

守護者達の全てが、動きを止め、その場に崩れ落ちた。

「これは.........、やったのか?」

口にしてから、カーツェナルと、ジェノが成功したのだと確信する。
楽園の"核"の破壊を。

すしん、という重い音と地響き。
音のした方を見れば、丘の麓に巨人達が倒れている。
戦いに気を取られて気がつかなかったが、随分と近くまで来ていた様だ。
九死に一生と言うのはこの事だろう。

「本当に、危ない、所じゃったな...」

急速に脱力してその場にへたり込む。
全身が細かい傷で傷むが、今はそんな事よりとにかく座りたかったのだ...

===================================

PLより:マルドルとの野外戦の描写をば。

剣を抜かぬ戦いに

カーツとジェノが礼拝堂へ向かうのを見送る暇もなく、
私はルーシィと向き合う。

彼女はすでに『彼女』ではない。
しかし、決して傷つけてはならない。

すきを見つけ、組み合う。そのまま地面へ押さえ込んだ。
暴れるルーシィの翼から、羽が飛び散った。

ガラフからロープを受け取るが、抵抗は激しく縛るところまで手が回らない。
少しでも気を抜けば、彼女の攻撃が降りかかってくる。
ルーシィの短刀は恐ろしく切れ味がいい、
受ける傷は僅かでも、蓄積すれば馬鹿にできない。

ガラフの癒しがなければ、到底抑えきれていまい。

腕が痺れる。体中が軋む。
身の安全を考えぬルーシィとは違い、こっちは正気だ。
疲れも痛みも感じている。

彼女の『願い』とおり、今、この場で『楽』にしてやればいいのだろうが。
あいにく、その考え方は無かった。
少なくとも、彼女が求めた『楽になりたい』は、
研究者に支配されたままだとか、
精霊の一方的な支配を許したままだとか、ではないはずだ。

だから、私はその手を緩めることはしない。
自分が楽になりたいからとその手を緩めた瞬間、
私は私を、一生許したりしないだろう。


しかし時間は無常にも過ぎ――

上空から無数の殺気が近づいた。
くそっ、来てしまったか。

>「ええい、仕方あるまい!ワシは増援の迎撃に移る!
> マルドル、ルーシィは引き続き頼んだぞ!
> 《癒し》はちゃんと掛けるから安心せい!
> ただ、他の守護者は死なせない程度にやらせて貰う、
> 到底傷をつけずに何とかやり過ごす余裕はないでの!」

ガラフの叫びに

「頼む!」

それだけ応えた。

そして聞こえる、複数の羽音、弓鳴り。
うめき声、それを上回る叫び声。
視界の端で、フェザーフォルク達相手に奮戦するガラフが写る。
空をみやれば――

「――くっ!」

空を覆い、舞い降りるフェザーフォルク達の姿。
『楽園』の破壊者を殲滅するため、彼らは
自分を救いに来た人間達を、こうして殺してきたのだろう。
自分達の意思とは別のものに支配されて。

フューリーに支配された彼らの刃は、ルーシィにもお構いなしだ。
彼女を抑え付けるのに手一杯な自分は、もちろん武器を手になどできない。
迂闊に振るえば、彼女をも傷つけてしまいかねない。

必死に避けるが、傷は着実に増えていく。
間を覆うヒューリーの声に、頭が割れそうだ。
ガラフの癒しが尽きるのも時間の問題。

礼拝堂は、まだ動きがないのか。

カストゥール人の鉄壁な魔力に立ち向かうのだ。
それがどれだけ困難なことか、想像するに余りある。

しかし――
カーツ、ジェノ――がんばってくれ!
あんたらだけが、頼りなんだ――

と。不気味な詠唱が響いた。
一人や二人では無い、その場にいるフェザーフォルク全員のもの。
うねるように響くその声は

「――まさか――」

あの数で光精を撃たれたら――


>「いかん、これ以上は持ち堪えられん!」

ガラフの叫びに、全てを覚悟した、その時。


不意に、全てが止まった。
殺意も、叫びも、ヒューリーの声も。
誰も彼もが動きを止め、その場にくずおれた。

>「これは.........、やったのか?」
「ああ...そうみたいだ、な...」

私はそっと、ルーシィを押さえ込んでいた腕をほどく。
立ち上がろうとして、しかし力が入らず座り込んだ。
ぜえぜえと荒い息を整えようと顔を上げると、
丘を越えた巨人達も轟音を立て、次々と倒れる光景が見える。

>「本当に、危ない、所じゃったな..」

同じく座り込んだガラフに、

「ああ、まさしく九死に一生だ...」

でも、無事に越えられたと、応える。

「しかし、こんなにも長い戦いを、また経験するとはな...
 マヌルに話したら、あいつなんて顔するだろうか」
先のガーゴイル戦で共に戦った戦友を思い出し、くくっと笑った。